第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜四点結界〜
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ベロスが身を捻ってそれをかわそうとするが、その身を牙と爪に引き裂かれながらも青龍が意地で巻きつき、その動きを止め
そして首が落とされた。
ケルベロスの身体が霧となって消滅し、青龍の身体も落ちていく。
地面に落ちた青龍がクッションになり、うまく着地する愛紗たち。
そして青龍が人型になって、地面に倒れ伏した。
「青龍殿!!!!」
「大丈夫か!?」
その身体には全身にわたって切り傷が刻まれ、世界設定で着込んでいた青い中華服はボロボロで血に染まっている。
「なに・・・・・・大丈夫です・・・・・・我らは・・・・・主が死なぬ限り・・・・・死にません・・・・・あのケルベロスをこの程度で斃せたのですから・・・・・・・・これは僥倖です・・・・・・」
そう言いながらぐらりと倒れる青龍。
城までは近い。だが、上空を見ると朱雀と迦桜羅が戦闘を行っている。
「どうする?」
「こちらは負傷した青龍さんもいますし、あちらに合流はできません。そもそも、青龍さんがこれではあそこに行くことも・・・・・・」
「すみま・・・・・せん。この身が至らぬばかりに」
「い、いえ!!気にしないでください!!!」
「城に着くまでの護衛は承ります。さあ、行きましょう」
青龍が手に青龍刀を握って先に進む。
その後を追いながら、青龍組は何とか勝利を収めたのだった。
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そして最後に白虎隊。
なんとも全滅してしまいそうな名前だが、そんなことは一切なく
『いえーーーーーい!!!そこどけそこどけ〜〜〜〜〜♪』
「どんどん行くのだ!!!!」
『行きますともさ!!!!』
ノリのいい白虎の頭に鈴々が乗り、腕を突き上げゴーゴーと叫んでいる。
「欠片」を蹴散らし、爪で裂き、踏みつぶしながら進んでいく。
「「欠片」なんてたしたことないのだ!!!もうラクショーなのだ!!!」
意気揚々とする鈴々だが、それに華琳が口をはさむ。
「調子に乗らないの。「欠片」だって、本来こんなに弱くはないはずよ」
『そうだよ〜〜?こんだけいっぱいいるから弱っちいだけで、使い方次第では舜だって追い詰めるくらいにはなるんだから』
「マジかよ・・・・・」
「お、恐ろしいですね・・・・・」
翠と明命がうええ・・・と言った顔をするが、そんなことは気にもしない鈴々と白虎。
『でも今は楽だし。このまま支点壊しに行こう!!!』
「おーーーーー!!なのだーーーーー!!!!」
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