第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜四点結界〜
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霞である。
それに向かって黒炎弾を吐き出すケルベロス。
霞はそれを紙一重で回避する。
地面に着弾して燃え広がる黒炎は、疾風のごとく駆け抜けてくる霞が走った後を、尻尾のように黒炎が追いかけていく。
そして霞がケルベロスの正面に走り込んで鼻面を蹴って後頭部にまわる。
すると、あとをついて行っていた黒炎がケルベロスの顔面にぶち当たって、一瞬だけ視界が隠れた。
その一瞬の隙に霞がケルベロスの頭の一つに飛龍偃月刀を突き立てる。
さすがにその一撃にはケルベロスが暴れ出し、犬の仕草そのまんまに頭を振り、身体を独楽のように回転させる。
その遠心力に抵抗しながら、霞が必死に偃月刀にしがみつく。
身体が旗のようにはためき、それでも放さない霞は手元で刀を更に抉り込まれ、頭一つを潰すことに成功した。
その隙に春蘭が剣を投げる。
それは春蘭の物ではなく、剣身状態の青龍。
そしてそれがケルベロスの懐に投げ込まれた瞬間、一気に獣神体として顕現する!!!!
ガシュッ!!!!ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
ケルベロスの腹部に青龍が噛みついてその身体が横転する。
その隙に愛紗が店に駆け込み、一閃の元に店の柱を斬り支点を破壊する。
だがまだ終わってはいない。
店を飛び出した愛紗の正面上空。
そこまで飛びあがってその四肢で立つケルベロスが残った二つの口から細かい黒炎弾を何十発も撃ち出し、愛紗を狙う。
その愛紗の元に春蘭と霞を乗せた青龍が飛び込み背に乗せ、更に愛紗の近くに駆け寄ってきた朱里をその尾に捕ませ、地上でグネグネと身体をうねらせて小黒炎をかわしながら大通りを飛んでいく。
周囲の店が破壊され、その間を飛んでいく青龍が、ついに見張り台の塔に着き、そこに身体を巻き付け着地して咆哮する。
向かい合った先には空中に立ち、左の頭を潰され二対の眼球で青龍を睨みつけるケルベロス。
「グルルルルルルルルルルル・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「グァルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
そして二頭が一気に駆けだし、ぶつかり合う。
頭と頭がぶつかり合い、その衝撃で背に乗る四人が宙に浮く。
そして春蘭が右の、愛紗が真ん中の頭めがけて刃を落とす。
ケル
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