暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜あいだのきゅうじつ〜
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から悲鳴が聞こえてきた。
それはまごう事なき、今話題になっている男の物だった。



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お化け屋敷内



そこには面白い光景が広がっていた。


蒔風が星の裾を掴んでビクビクしてへたり込んでいるのだ。



「ど、どうした?舜。お主ほどの物が・・・・・・」


星がそう思うのも無理はない。
なぜなら蒔風が悲鳴を上げたのは天井から吊るされたコンニャク的な物が首筋をヌロッ、と舐めただけなのだから。




「だ、ダメなんだ・・・・・・・」

そんな星に蒔風がびくびくと声を上げる。


「は?」

「ダメなんだよぉ、こういうの。いやさ、ほんまもんの夜の病院とか、墓場とかを歩きまわるだけの肝試しならいいんよ?幽霊とか出てきたらぶん殴ってやるだけだし。でもこういった「びっくり系」のお化け屋敷とかはダメなんだよ。ついつい身構えて飛びあがっちまう・・・・・・は、早く行こうぜ・・・・」


そういう蒔風が先に進もうとするが、壁際に沿ってズリズリと進んでいく姿は面白いし、その壁から無数の手が飛び出してきて、「うひょウワはぁっ!?」とか悲鳴を上げながら飛びあがって腰を抜かす姿に星は

(ゾクゾクしてきた・・・・・・)

ゾクゾクしていた。



そして星が蒔風の手を取って、引っ張って行く。


「さ、行こうぞ!!先は長い!!」

「ま、待って!!そんなズンズンいかないで!!!ちょ、まだ心臓バクバク・・・・ヒィキャア!?」


ビビりまくりの蒔風が近くの物(この場合は星の腕に)捕まってガタガタしている。
死を恐怖しない男は、結構小心者だった、という一面である。






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そして数分後




「・・・・・・・・・・・・ダフゥ・・・・・・・・」



蒔風は途中で出ようとするも、星が引きずって先に行ってしまったので結局最後まで行ってクリアすることになってしまった。

のちに蒔風はこう語っている。



「よく「寿命が縮む」って言われるけどさ、これがあの感じなんだね」



ちなみに一刀は凪が内部を突っ走ってしまってそれに必死について行ったらそのまま出口へゴー。
あっさり捕まってしまったそうだ。

蒔風も完全にグロッキーで、星も特に抵抗はせずに、満足そうな顔をして捕まった。





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