第四章
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見て微笑んで頷いた、彼のことがわかったからこそ。
そしてだ、先輩の一人にこんなことを言ったのだった。
「幸せって自分自身が導くものなんですね」
「どうしたの、急に」
「いえ、真壁先輩を見て思いました」
「そうなの」
「はい、そうしたものだって」
「まあいい人は幸せにならないとね」
先輩はこうリンに答えた。
「やっぱりね」
「そうですよね」
「さもないと世の中間違ってるわよ」
「本当にそうですよね」
「ええ、いいことをする人こそが幸せにならないといけないわ」
「人徳が備わって」
「彼みたいな人こそね」
先輩も真希を見て言った、見れば彼は温厚な笑顔で今も後輩の作業を手伝っている、嫌な顔一つしないでそうしている彼は確かに幸せが感じられた。
幸せは歩いて渡る 完
2016・7・24
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