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提督はBarにいる。
提督と艦娘達の夏休み〜夏の新メニュー開発編・1〜
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おく。

「今日は川内さんが夕張さんに専用の装備頼んでて、それが出来たってんでアタシと試してたんだ」

 ほぅ?川内用の装備ねぇ。ある程度の個人用装備は個人の裁量に任せてはあるが、やはり気になる。

「因みにどんな物を作ったんだ?」

「えぇっとねぇ、クナイに、手裏剣、煙玉に……あと忍者刀とか」

 完全に忍者じゃねぇか。

「だってさぁ、夜戦は隠密性が重要なんだよ?デカい音がする主砲とか魚雷はナンセンスだよ」

 川内の言い分も分からないでもないが。駆逐艦や軽巡洋艦の夜戦の戦い方としては闇に紛れての奇襲か、彼女の妹である神通が行ったように探照灯などで敵の目を惹き付け、囮となって他の艦に叩かせるか。そのどちらかになってくる。それにしても、姉妹で正反対の戦法を選ぶ辺りが中々面白い。

「提督〜、話はいいからとっとと何か食わしてくれよぉ。俺腹ペコで死にそうだよぉ」

 江風にせっつかれてしまったのでさっさと支度しよう。

「ちょうど良かった、今新メニューの開発やっててな。試食して感想聞かせてくれ」

 そう言いながら俺は3人分の蕎麦をざるに載せ、つけ汁と一緒に出してやる。

「まずは『スタミナつけ蕎麦』だ。多少辛めに作ってあるから、噎せないように気を付けてな」


《ガッツリ中華風!スタミナつけ蕎麦》

・蕎麦(乾麺):200g

・豚バラ肉(ブロック):100g

・ニラ:1/2束

・長ネギ:1/2本

・にんにく:1片

・生姜:20g

・赤唐辛子:ひとつまみ

・白ごま:適量

・めんつゆ(濃縮タイプ):100cc

・水:500cc

・ごま油:大さじ2

・鶏ガラスープの素:大さじ2

・砂糖:小さじ1

・酒:小さじ1


 豚バラは1cmの厚さでスティック状にカット。にんにく、生姜、長ネギはみじん切りにし、赤唐辛子は細かい輪切りにする。ニラは1cmの長さに切り揃える。

 鍋にごま油をひいて熱し、にんにくと生姜、豚バラ、赤唐辛子を加えて弱火で炒める。肉に火が通ったら水で薄めためんつゆと酒、砂糖、ガラスープを加えて煮る。

 乾麺の蕎麦を袋に書いてある通りの茹で時間で茹で、茹で上がったら流水で〆てよく水気を切り、ザルなどに盛り付け。


 つけ汁をひと煮立ちさせ、アク取りをしたら椀に盛る。仕上げにニラ、長ネギ、白ごまを散らせば完成。最後にニラを入れたのはシャキシャキ感を楽しむ為だが、少しクタッとしたニラが良いなら煮立たせている時にニラを加えよう。

「やった、お蕎麦!いただきま〜す♪」

 蕎麦好きの夕張は大喜びで、つけ汁をたっぷりと絡ませてズルズルと啜っている。

「ブフッ!?唐辛子が鼻の奥に……!」

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