提督の素顔と目覚めの一杯
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……それで、大本営からの作戦海域の発表はまだ無いんだな?」
「はい。まだ深海棲艦の動きが流動的で、絞り込めていないようです」
こちらでも話題の中心は大規模作戦の事らしい。一人ずつコーヒーを渡してやると、啜りながら意見交換を続けている。深刻そうな顔をした龍驤が砂糖なしのエスプレッソを啜ってしまい、「苦っ!」と叫んだ時には少し室内が和やかな雰囲気に包まれたが、それ以外の時間は深刻な空気が場を包む。
『ねぇ、そんなに大規模作戦は大変なの?』
『そうですね、大規模作戦の際には敵も本気で攻めて来ますから』
普段の攻略海域には殆ど出てこない姫・鬼級が大量に出てくる。他の戦艦や空母も選りすぐりの個体が出てくるので、通常の海域よりも激戦となるのだ。
「ま、今から心配してても仕方ねぇやな。ウチはいつも通りさ」
そう言って不敵に笑う提督。大規模作戦だろうと殆ど大きな動きはしないのが、ウチの鎮守府なのだが。焦っても仕方無い、ドンと構えてろというのは提督の口癖だ。
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