第2章:異分子の排除
第39話「臨海学校」
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で聞いたらしいんだけど、思いの外恥ずかしいみたいで...。」
「そ、そうではなくてだな...変ではないかと思って...。」
説明するシャルロットに、ラウラがタオルを少しどかして代わりに言う。
「...どうでもいいが、よくそれでここまでこれたな...。」
「見えないからボクが先導したけどね...。」
ラウラはタオルで顔まで隠してしまっているため、視界も極端に悪くなっている。
そんなラウラを連れてくるため、シャルロットも少し遅れたのだ。
「とりあえず、外すぞ。」
「ま、待ってくれ...!」
「断る。ラウラは素材が良いんだから変って事はないだろうよ。」
「(おまけにあのクラリッサさんが選んだ奴だからな...。知識はともかく、こういう類は...大丈夫だよな?)」
無理矢理タオルを剥がす桜を見ながら、秋十は大丈夫だと思おうとして不安になる。
「なんだ、普通に似合ってるじゃん。」
「そ、そうか?」
「あ、確かに、かわいいと思うぞ?」
桜、秋十とラウラに言い、ラウラは恥ずかしそうにしながら顔を赤らめる。
「かわいい...かわいいか...。」
「普段のラウラとのギャップもあるしな。」
今のラウラは、水着に加えて髪をツインテールに結っている。
普段のキリッとした雰囲気と違い、可愛らしくなっていた。
「このツインテールはシャルが?」
「うん。せっかくだと思ったしね。」
ラウラは髪型に関してあまり気にしてないので、シャルロットがやったようだ。
「おーい、ラウラー?」
「かわいい....か...。」
「ダメだこりゃ。完全に呆けてる。」
あまり言われてない誉め言葉だったため、ラウラは何度も言われた事を反芻しながら呆けていた。
「...ま、放置しておけば治るだろう。いざとなればデコピンすればいいし。」
「誉めておいてなんかひどいですね...。あ、所でユーリやマドカは見なかったか?」
とりあえずラウラは一時放置する事にし、秋十はシャルロットにマドカ達の事を聞く。
「あー...ユーリが恥ずかしがってるみたいで...すっごい抵抗してたから、マドカとか体術が使える人が頑張って連れてこようとしてたよ。」
「ユーリちゃん...そこまで嫌なのか...。」
ユーリも桜たちに影響されて一般を逸脱した動きができる。
元々エーベルヴァイン家で護身術も習っていたので、並大抵では抑えられない。
だからマドカやなのはのような逸般人が連れてこようとしていた。
「人見知りも治ってないからなぁ...。水着姿ってそんなに恥ずかしいのか?」
「女性だと、色々気にするからね。仕方ないとは思うけど
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