第一章
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。やがて父も出勤し母の侑子と五歳の妹の侑美だけになったが。
その母にだ、朝御飯の後でむっとした顔で言われた。
「宿題全部終わった?」
「算数以外は」
「またなの」
「またって」
「あんたいつも算数の宿題だけ最後になるじゃない」
夏休みのものだけでなく冬休みのそれもというのだ。
「熟の宿題だって」
「だって算数苦手だから」
侑花もむっとした顔で話した。
「だからね」
「苦手でもよ」
「苦手を克服して?」
「ちゃんとしないと」
「そう言うけれどね」
「苦手なものは苦手っていうのね」
「そうよ」
実際にというのだ。
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