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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Cパート 後半
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ぁ、早間」
早間は苦笑いでそれに答える。
「えぇ、そう・・・ですね」
そんな彼らの反応を見て、ハルナは聞いた。
「ま、まさかと思うけど。いかがわしいこととか要求とか言わないわよね?」
とすると、天桐は少し意地悪な顔をして答えた。
「さぁ、どうだろうな。ただ、俺らのことを散々馬鹿にした落とし前は、しっかりつけて貰わないとな」
「ッ」
ハルナが言い返せないまま、押し黙っていると、城ノ崎が話し始めた。
「実は、この為に僕ら5人で話し合ったんだよ。君たちに勝ったら何をお願いしようかって。ねぇ、皆」
そう言って加埜達に振ると、加埜、矢元、早間
「あぁ、そうだな。俺は、お前らにメイド姿で俺らをご主人様待遇で迎えるって考えた」
「うーん、俺は他の皆におまかせで」
「あ、自分は、その・・・パスしました」
「ちなみに僕は、君たち全員に犬耳猫耳に尻尾を付けて水着の格好で駅前で1時間放置ってどうかなって」
城ノ崎は少し不気味な笑みをしながらハルナの方を見ると、それに少し恐怖を覚えたのかハルナはビクッと反応し、不安な顔をシて声を漏らした。
「ウッ」
その反応を見た城ノ崎は、明るい顔で言った。
「けど、安心して。僕の提案は採用されなかったから」
それを聞いたハルナは少し安心したのか不安な顔が和らげた。だが、また城ノ崎は、ハルナが安心した瞬間を狙ったのか更に話した。
「今回は、士良の提案をすることにしたんだ。それが一番、君たちに堪えるだろうと思ってね。僕のより大変そう」
ハルナは恐る恐る天桐の顔を見る。
「冗談よね」
「・・・」
天桐は無言のままハルナをじっと見る。
「ちょ、・・・何か言いなさいよ」
「・・・・・・た・・・い」
「え?」
天桐に何かを話そうとしていたが、ほとんど声に出ていなかった。
「お前らに」
天桐は、途中で言葉を止めたが、再度言い直した。
「お前らには、たっぷりヒーヒー言わせてやるから覚悟しな」
その言葉と顔からハルナは
それを見たナツコ達3人も、何らかの恐怖を感じたのせいか頬から汗が垂れ、不安な顔で真っ青だった。
「うっ。ちょっと、マジヤバかも」
「あの、わたくし。その男性とお付き合いとかまだ一度も」
「・・・ビク」
そんな彼女たち3人に向かって城ノ崎が歩み寄って行った。
「さて、そっちの3人もこっちにおいで今から君たちに罰を下すからさ」
そう言って彼女達の目の前に立つと、手を伸ばそうとした時だ。
「ま、待って!」
ハルナが大声を上げた。
城ノ崎は、手を止めてハルナの方を振り返る。
「お、お願い。三人には何もしないで」
ハルナは震えた様子でそう言った。
「私が三人分請け負うから、だから三人には手を出さないで」
突然のハルナの言葉に、城ノ崎は問いた。
「どうしたの?突然」

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