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IS 輝き続ける光
怪物の武器
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『学園長室よ』
「了解。セブン案内頼む」

セブンの案内に従いながら部屋を飛び出した、急ぐ理由は当然咲夜からの呼び出しだからだ。因みに咲夜からの呼び出しでなければバックれる気満々だった。廊下を走って学園長室へと辿り着くとそこには机に座った男性に咲夜、千冬そして山田教員が居た。男性はニコヤカに笑うとこちらに来て欲しいと言った。

「待っていましたよ霧雨 閃輝君。私はここの学園長をしております轡木です」
「ファンタジスタ専属操縦士、霧雨 閃輝です」
「態々呼びだしてしまい申し訳ありません、しかし君からもお話を是非お聞きしたかったのです」

丁寧に柔らかな口調で話し学園長に抱いた印象は師匠である覇狼に近い物があった。直感的にこの人は信用に値するかもしれないと思考する、自分の勘はそれなりに頼りになる。

「まず事実確認からです。君は1組代表セシリア・オルコット君と2組代表の凰 鈴音君、そして十六夜君と共にピット内にいた。そして待機中にあの怪物が来襲した」
「はい」
「では問いましょう、何故アリーナに突入したのですか?」

重要な部分は此処だ。あのような場合なら教員の戦闘部隊が突入するのを待っていれば良かった、しかし彼はそれを待たずに突入し怪物を倒した。何故危険を冒してまで突入したのかその理由を聞きたかった。

「単純ですよ。そうしたかったからですよ」
「ほう……?」
「女子だらけのこんな場所に押し込まれて、ハニートラップやら女尊男卑思想の馬鹿共のせいでストレスが溜まりっ放しなんですよ。そしたら丁度良い獲物が飛び込んできたんでね、それと俺の力を見せ付けて置く為ですね」
「……やれやれ八雲氏の言葉通りの人物ですね」

轡木は思わず溜息と共にそう漏らした。霧雨 閃輝という男は何所までも自由で自己完結している、そしてそれを実行するだけの力と能力、意思があると。話して見て解った、彼は良くも悪くも純粋なのだと。

「おやあの人とお知り合いで?」
「軽くですがね。まあ君の行動のおかげで生徒達に被害が及ぶ前に事無きを終えました。そして十六夜さん、貴方のおかげで観客席の生徒達が迅速に避難できました、感謝します」
「閃輝の指示があったからやったまでです」
「しかし危険な事は控えてくださいね、ではお帰りになって結構ですよ」

そういうと千冬は信じられないと言う表情をした、何故厳罰などを与えないのだと。轡木は千冬など完全に無視して部屋から出ていく二人に手を振り真耶はゆっくり休んでくださいねと言葉を掛けつつ後処理を手伝ってくると部屋を出た。残った千冬は抗議するように机を叩きながら声を張り上げた。

「何故です学園長!?何故罰を与えないのです!?」
「はて与える必要がありますか?確かに危険な行為ですがそれによって多くの命が救われ
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