暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
今からでも遅くない!大人のBar使いこなし講座・Q&Aコーナー
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「ヤ〜ダ〜、あかちゅきはぁ、じゅんようおねぇたまともっとのむにょお〜♪」

 泥酔した暁が隼鷹の腰に抱き付いていた。どうやら講座の時の美しい隼鷹に自分の目指すべきレディのゴールを見たらしい暁が、隼鷹を『お姉様』と呼んで異様になつき、毎晩金魚の糞のようにくっついて歩いているらしい。そして毎晩のように酔い潰れ、隼鷹が暁達の部屋に送り届けているらしい。

「良かったじゃないか、心強い随伴艦が出来てよ?」

 内心笑い出したいのをこらえ、そう言ってやる。

「そ…そうですよ……とってもお似合いです…ぶふっ!」

 俺の隣で早霜の奴が堪えきれずに噴き出しているので、俺の我慢は台無しだが。

「そ、そんなにアタシの困り顔が楽しいかい!?」

「じゅんようおねぇたまぁ、怒っちゃヤっ!」

 ヤバい、なんだこれ。面白すぎるんだが。そしてカウンターの隅では響が

「……やれやれだね」

 といいながら『ウォッカ・スティンガー』のタンブラーを傾けている。自分の師匠とぶっ壊れた姉を肴に、少し面白がるような顔で今宵の酒を楽しんでいる。隼鷹がこのあとも講師を続けて、暁以外の駆逐艦達からも懐かれてしまい、一部の艦娘達から怨嗟の視線を送られる事になるのは、また別の話。
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