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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
25話『日常への帰還』
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供も日本には行なっていない。

 序でに千冬に無理を言われて四季用に用意した機体は欠陥品と言われ使われる事無く白式の修理の為に使われ、デモンストレーションでは自社製品の打鉄を量産型νに負かされた倉持研としてはメンツを潰されたところに、今回半ば無理矢理政府からの命令で打鉄・弐式の開発権をDEMに譲渡されてしまった。倉持としては面白くない事この上ないだろう。

 政府としては、日本代表候補生の専用機開発元として倉持に見切りをつけ、改めてDEMに依頼……その事についての報酬については現在交渉中では有るが、正式に引き受けたわけである。

「……小規模な改造でトライオンシステムに対応させるか、改めて新型を作るか、のどっちかだろうな」

「私もそう思います」

 最初からトライオンシステムの方で話を進める予定だが。元々通常ISの強化がトライオンシステムのコンセプトなのだ。

「現状で動きが有ったのはその二つですね。機兵の方は人型重機として安定して売れていますし」

「その内機兵犯罪なんて起きないと良いけどな……パトロール機兵小隊が警察に作られないと良いけど」

「『グランレックス』でも売る心算ですか?」

「外見も大事だしな」

 呆れたように呟く騎士ガンダムと己がDEMを受け継いだ頃の未来の商売をイメージする四季の図。四季がDEMを受け継いだ場合、間違いなく詩乃さんが社長秘書に採用されるだろう。

「それでは、私はこれで失礼します。貴方が起きた事を皆に知らせなければならないので」

 そう言って一礼して騎士ガンダムは医務室を後にする。

『しかし、ロードナイトモンとクレニアムモンまで此方に来るとはな』

 騎士ガンダムが立ち去って言った事を見計らっていたのか、デュナスモンがそう口を開く。

「……そう言えばデュナスモン、ロードナイトモンは何処に?」

『奴なら選ばれし子供の一人が作った擬似的なデジタルワールドの方に居るぞ』

「ああ、光子郎が作ったって言う」

 ……『泉 光子郎』。知識の紋章に選ばれた選ばれし子供の中の一人。かつてデジタルワールドを太一達と共に旅した四季の仲間兼友人である。……一つ年下の後輩である。
 小規模ながら世界を一つ作り上げた、四季曰く、『『篠ノ之 束』に順ずる天才』と評価している相手である。……将来のDEMへのスカウト対象(重要)。

「それに、クレニアムモンって言う奴は……?」

『お前の兄をパートナーに選んだ様子だ』

「なるほど、一兄がパートナーデジモンを……」

 デュナスモンの言葉に四季は納得する。恐らくだが、一夏ならば上手くやっている事だろう……秋八のほうと違って。その後も武者ガンダム達やコマンドガンダム達もお見舞いに来た。

「んっ…
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