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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
24話『二人の聖騎士』
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く。
「……魔盾? 聖騎士なのに?」
『……すまんが、本人にあってもその事と外見の事には触れないで居てやってくれ。気にしているんだ、初見で暗黒騎士と間違われる事が多くてな』
「そ、そうする」
『列記としたワクチン種の聖騎士なんだ』
暗黒騎士と間違われると言うのはどれだけ凶悪な外見をしているのか気になるが、それは気にするべきところでは無いだろう。
(でも、武器がない……動く力も無い……どうする?)
『ふっ、ならば私が力を貸そうかな?』
四季の目の前に薔薇の花弁が舞いながら誰かの声が響く。
『おお、お前は『ロードナイトモン』!』
「って、知り合い!?」
『ああ、君が中々戻らないので、こうして私も出向いたわけだが、どうやら放置しては置けない様だな』
四季の目の前に現れる……と言うよりもモニターに直接己の姿を移しているのであろうショッキングピンクの聖騎士型デジモン『ロードナイトモン』の姿がしっかりと見えていた。
時間は僅かに遡る。
「くそっ……」
辛うじて僅かなSEが残っているだけの白式は先ほどのルーンレックスの攻撃に曝され穴だらけにされダメージレベルC、当分は修復に専念させる必要が有る状態だ。だが、そんな状態になっても白式は辛うじて己の核と登場者である一夏の命を守りきっていた。大破と判断されても、褒められるべき状況だろう。
「……本当に、情けないよな……」
シャルロットには『負けないで』と言われて送り出された。一夏は『負けない』と言って応えた。……だが、片腕こそ切り落としたものの結果は一夏は地面に倒れ付していて、ルーンレックスは健在だ。
…………負けたのだ…………。
「畜生……っ!」
動こうと必死に体を動かそうとするが、パワードスーツのはずのISは先ほどの攻撃で何処かの機能に異常が出てしまっているのか、逆に一夏の自由を奪う拘束衣になり果てている。
苛立ちに任せて地面を殴りつけたくても全身を拘束する白式の重量で動くことは出来ない。
今もルーンレックスと戦っている四季を見ていると、己の情けなさに涙が零れそうになる。……己は無力だ、何一つ守る事はできないのだと思わずには居られない。
『顔を上げろ、前を向け、男子たる者が涙を流すものでは無いぞ』
「っ!?」
突然聞えた声に驚いて頭を上げると、其処がアリーナでないことに気付く。青空と何処までも続くように広がっている草が風に揺れている草原のような風景。ISは纏っておらず簡単に立ち上がることが出来る。
そして、そこで初めて己へと声をかけた相手のことに気付く。
「っ!? う
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