未来へのミチシルベ 中編2
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て。別室からこの部屋を直接見れる場所があるから」
「分かりました」
「では退室させてもらう」
アキザワとサクラはすぐに返事をし、部屋から出ていく。その際に、アキザワは俺の肩を軽く叩いていった。
「カグラ、あんま無茶すんじゃねーぞ? 」
「分かってる」
突き出された拳に拳を合わせ、ヒメラギも部屋から出ていった。
「レイ…………ミマモっているから」
「ああ。ありがとな」
「…………チュッ」
「 !? 」
近づいてきたセシリアは背伸びをし、俺の頬にキスをしてきた。
「セ、セシリア!? 」
「ガンバって……」
それだけ言い、セシリアは部屋から出ていった。
「ヒュー。大胆だねセシリアさん。なんか昔を思い出さないかい、ヒロヤ君よ? 」
「三回死んで二回生き返れ」
「アハハハハ」
「お前、あとで覚えてろよ? 」
そう言いながら、サオトメも部屋から出ていこうとする。だが、俺の隣に来て一度止まり、一言だけ言って出ていった。
───頑張れよ───
「…………言われなくても、やってやる」
出ていった扉に向けて、小さく呟く。
「残りは僕とマヒルさんか。じゃ、マヒルさん。アルケオニスをレイ君に渡したら出てきてね〜」
ハルカゼもすぐに出ていき、俺とアマネが取り残された。
「…………はい、カグラ君」
「あ、ああ」
アマネからアルケオニスガンダムを受け取るが、両手で俺の手を握ってきた。
「アマネ? 」
「あんまり無茶するんじゃないわよ。心配するこっちの身にもなって」
「あー…………わりぃな」
「て言っても、どうせ無茶するんでしょ?なら、せめて勝ってきなさい。私は、いつでもアンタをサポートしてあげるわ」
「…………おう。ありがとな」
「あー…………それと、アンタとセシリアさんって、恋仲なの? 」
「いや違ぇよ…………さっきのだって、正直俺だって驚いてんだよ」
「そう…………そうなのね」
「なんだよ? 」
「いや、なんでもないわ。少し気になっただけ。多分、終わったあとに他の皆に問い詰められるわよ」
「めんどくせぇな…………まあいいや。じゃ、望み通り勝ってきてやるよ。俺自身にな」
「ええ。頑張りなさい」
ようやく両手を離し、アマネも部屋から出ていき、残りは俺だけとなった。
『レイ君。バトルシステムの前に移動して』
スピーカー越しにハルカゼの声が聞こえ、指示通り、中央にあるバトルシステムの前へと移動する。すると床が深く沈んでいき、隔離するかのようにガラスが張られる。
穴はバトルシステムと、俺が今いる場所。そして、バトルシステムの先にあるもう
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