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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
未来へのミチシルベ 中編2
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ハハ。じゃあ、今さらだけどようこそ。ガンプラバトル研究所へ」

広い場所へと出ると、振り返って挨拶をしてきた。
事務所で見るような場所や、いくつかの扉がある。奥の方には、部屋の中を覗けるように巨大なガラスが張られている箇所が一つあった。

「ハルカゼさん。準備は出来ましたよ。後は彼らの準備が出来れば、始められます」

「仕事が速いねウスイ君。タイミングバッチリだよ」

「どうも」

ウスイと言われた男は、すぐに持ち場へと戻っていった。

「ナイーブだな〜」

「いいから本題に入れバーロー」

「はいはーい。これからレイ君には、あるシステムを利用してもらうよ。案内するから、こっちに来て」





ーーー−−





案内された場所は、さっきの場所の更に奥にある部屋だ。というか、扉には許可証無しの立ち入り禁止とかあったんだけど。

「ここは、今開発中の新システムの試作がある部屋。秘密だからあんまり言えないけど、皆は口が固い方かな? 」

その言葉に俺達は同時に頷く。流石に、秘密と言われた事を喋るほど腐ってねぇからな。

「オーケー。じゃあ説明するよ。まずガンプラバトルをするに辺り必要不可欠なプラフスキー粒子があるよね?プラフスキー粒子は、ビルダー、ファイター、人の想いや気持ちに反応する性質がある。
そして、この部屋では通常の十倍以上の量のプラフスキー粒子を散布する。
その膨大な粒子により、レイ君の深層心理にある人格を読み取り、それを形にするシステムが組み込まれている。簡単に言えば、マリオカートのゴーストかな」

「そんな事が出来んスか!? 」

「分かんないよ。だって別人格の投影なんてやったことがないからね。それに試作中のシステムでもあるし。
それでも、可能性は充分にある。試す価値はある。けど、やるかやらないかの選択権はレイ君にある。もしやりたくないって言う───」

「やるに決まってんだろ。もう逃げねぇって決めてんだ。早速始めようぜ」

俺の言葉に、ハルカゼは嬉しそうに微笑み、アキザワとヒメラギは俺の両肩を叩いてきた。

「じゃあ手順の説明ね。まず、レイ君だけはこの部屋にいること。一度入ったら、事が終わるまで扉を開けちゃ駄目だからね」

「ああ、分かった」

「次に、アマネさん。アルケオニスを二体作ってきたよね? 」

「もちろん」

「レイ君が使わない方を僕に渡して」

アマネは頷き、鞄からアルケオニスガンダムを取り出す。そのカラーリングは焔カラーではなく、白だった部分が黒く塗装されている。

その黒いアルケオニスガンダムをハルカゼに渡し、ハルカゼは部屋の中心にあるバトルシステムの奥へと置いた。

「次に、レイ君以外の人は部屋から出
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