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バーベキュー
第一章
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「そうしてね。あと帽子も忘れないで」
 ここでだ、円香は麦わら帽子を出した。そうして。
 娘の頭に帽子を被せてだ、それからまた言った。
「帽子も」
「夏だからよね」
「ちゃんと被ってね」
「おっと、そうだったわ」
 耕太も妻の言葉に気付いてだ、キャップ帽を取り出して被った。妻もそうしたのを見てからあらためて言った。
「俺達もな」
「ちゃんとしないとね」
「日射病になるからな」
「そうよね」
「萌葉に言うよりもな」
「自分達がちゃんとしないと」
 親である自分達がというのだ。
「それからだな」
「本当にね」
「さて、テントを立てたら」
「山の中見て回りましょう」
「萌葉と三人でな」
「そうしましょう」
 キャンプ場がある山の中をというのだ、そして実際にだった。
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