第20話 復讐は止められない
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別欲していないだろ?」
黒子はライダーの顔を一切見ずに話している。
「そんな事はありませんよ。少なくとも―――――の“王”からの信頼は一定値以上はキープしないといけませんからね。貴方もそうでしょう?アサシン」
「それも必要に感じない。“ヤツ”が何時動こうが私には関係のない話しだ」
「なるほど。貴方らしい感想ですね。――――ところで、指令の少女の居場所なら判りますがお教えして差し上げましょうか?」
「それこそ必要に感じない。確かに指令が下されたので来はしたが、あくまでも私(仮称)は保険に過ぎない。令呪で強制されているワケでもないのでな。それに少女自身が心から望むなら、例え地球の裏側に居ようと見つけ出すことが出来る」
「フフ、そうでしたね」
黒子の話に相づちを打ちながらライダーは、あの街を眠らせた時に出現させた自動人形の軍勢を士郎達が待ち構えている場所に出現させた。
「報告しないと判ったら開き直るとはな」
「何か問題が?」
「問題は無いが他で騒ぎを起こして、眼を向けさせないようにする必要はあるだろう」
黒子は街に右腕を向ける。
「その状態からでも出来るのですか?」
「これだけはな」
アサシンの第一宝具。
静寂よ此処に。
ランク:C++、対人・対軍宝具、レンジ:1〜50、最大補足100。
対象を一時的にアサシン自身が決めた一定時間の間、強制的に眠らせるだけ。
ただし、ランク:B以上の対魔力があれば防げる上、ランク:B以上の魔術や気を操る壁越えレベルの武術家であれば、外部から起こす事が可能。
掌から眠りの神秘を地上の何処かに打ち放つ。
それをランダムに何度も繰り返して行くと、直に放たれた地点で大なり小なりの混乱と騒ぎが起きる。
「助かります」
「それ以前にお前のオートマタを各地に配置すればいいのではないか?」
「その場合、ステルスを解除しなければならないのですよ。それに破壊されれば、効果も消えますからね」
「あとは高みの見物か?」
「ええ、私自身が前線に出る必要はないでしょう」
そのまま2体はアクションを起こそうとはしなかった。
−Interlude−
ヒカルはモロが洗面所に行くことを確認してから、外に出ようとする。
これ以上長居しても迷惑を掛けるだけだからだ。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
何とか憤怒の力を最後まで抑えきって外に出る事が出来たヒカル。
しかし――――。
「ひかるっ!」
「ぇ・・・」
「チッ」
今のは偶然だった。
アステリオスはヒカルよりも先に出ており、モロの家に向けて
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