第20話 復讐は止められない
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すよ?ただし、貴方方と合流するかどうかの判断は任せましたが』
「貴様っ!」
『何をその様に、いきり立つのですか?』
「いけしゃあしゃあと、よくぞほざけたものだな・・・!しかもヒカル達をアレ呼ばわりだと?食いちぎられたいのか・・・ッッ!?」
何所までも冷静に対応するライダーに対して、アヴェンジャーは嫌悪むき出しにしている。
そのアヴェンジャーにライダーは嘆息する。
『以前から思っていましたが、貴方は余分が過ぎるのではありませんか?』
「何だと?」
『今までもそうでしたが、今回の事だけでも言えば彼女から憤怒の力と適合した血液の採取と言う目的は完遂した筈です。であれば、彼女たちの結末がどうなろうとあなた方の組織がこれ以上関わり続けるメリットなど無いように思えるのですが、私の考えは何か間違っていますか?』
「・・・・・・・・・・・・」
『その無言はそれでも関わり通すと言う事ですか?』
ヤレヤレと、態と肩を竦めるライダー。
「理解したのなら早くヒカル達の居場所を教えろ」
『・・・・・・そこから二キロ離れた地点の一般市民の住宅に匿われていますよ。如何やら彼女の元々の知り合いの用ですね。匿った住人は』
「ほぉ」
拠点は失ったがまだ運が尽きたわけでは無いと再確認したアヴェンジャーだったが、改めて拠点を用意させるように促そうとした時、ライダーが先に口を開く。
『ただ家の外には、赤い外套の暗殺者が潜んでいるようですね』
「それを先に言えっ!」
それほどに重要な問題だったので、アヴェンジャーはライダーの通信画面に対して黒炎を当てて掻き消すように怒りをぶつけて、そのままヒカルの下へ急いだ。
それを、八つ当たり同然に黒炎を放たれた映像通信の向こう側に居るライダーが深い溜息をつく。
「復讐者と言うのはどのクラスよりも余分が過ぎる。価値観が合わない者と行動するのは苦痛の極み。そうは思いませんか?アサシン」
丁度タイミングよく現れたアサシンと呼ばれた黒子は、何時も通り興味なく返す。
「その質問を私(仮称)にすこと自体が余分ではないのか?」
「これは失礼しました」
表情を見えない相手に恭しく謝罪するライダー。
このライダーをよく知る相手が見れば、今の謝罪は確実に相手を小馬鹿にしているモノだが、黒子はまるで気にしない。
「テロリストに協力・・・・・・か」
「彼に報告しますか?」
「特に必要に感じない。お前がどれだけ疑われようと貢献しようと、懐を許す程の信頼は絶対に得られる事は無い」
「ですが修復不可能になれば私の立場も流石に――――」
「そもそもお前は誰にも信用されていない。そして信用を特
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