第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜この街のW・これで決まりだ〜
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ットドーパントの攻撃と打ち合っていた。
なぜか。
そんなことは決まりきっている。
照井竜はただ、一撃で無理なら多撃で迎え撃つという、トライアルの基本的動作をおこなうだけだ。
「オレは・・・・もう失うわけにはいかない!!!!!」
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!
「そのために・・・・・過去の自分を、さっきまでのオレを!!!!!」
ガンガンガンドドッガンガンドドドッガンドドドドドッガンガンガドドドドドドドッ!!
「すべて・・・・・振りきるぜェッ!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!
バシッ!!!!!
連続キックがすべてアルティメットドーパントに叩きこまれ、落ちてきたトライアルメモリをキャッチする。
そしてメモリに刻まれた数字、そのタイムを読み上げる。
「8.2秒・・・・・・それがお前の・・・・・」
《トライアル!!マキシマムドライブ!!!》
ギィーーーーーーーーーーン!!!!!
「ご、ガ!ゴガアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「絶望までの、タイムだ!!!!」
それはアクセルトライアル最速の数字。
彼はこの戦いの内に乗り越えた。
そもそも
彼は最初、トライアルを使った時の訓練で、十秒の壁を越え切ることはできなかった。
だがしかし、彼は宿命の戦いの内にそれを越え、トライアルを使いこなしたのだ。
彼はできることをただやったのみ。
だがそれの何と力強いことか。
それを表すかのように、一点に集中された攻撃の破壊力が一気に解放され、アルティメットドーパントの全身に「T」の字のエネルギーが炸裂し、その身が膨れ、爆発する!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!
爆風が周囲を襲い、飛んできた砂に亜樹子が目をつぶる。
そして眼を開けた時、そこには見慣れたあの刑事の顔があった。
「怪我はないか?所長」
「竜君の方が怪我だらけじゃん」
「そうか・・・・・そうだな。早く左たちの所へ・・・・・」
「そ、そうだね!!急ごう!!!」
照井が亜樹子の肩を借りながら歩いていく。
仲間の戦っているその場所に。
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