第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜この街のW・これで決まりだ〜
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、ガァン!!!!!
だが
それは止められた。
アルティメットドーパントの腕にギリギリと止められ、その首がキリキリとアクセルの方を向く。
ピーーーーッ!!!!
そして赤い光がアクセルをスキャンし、その脚を掴んで投げ飛ばした。
「グアっ!!!」
「竜君!!!」
倒れるアクセルに亜樹子が声をかける。
だがアクセルは来るなと手の平を亜樹子に向けながら立ち上がる。
「そうか・・・・・貴様はメタルと同等ではなく、メタル以上の硬度を持っていたんだったな・・・・・・」
照井が絶望的な状況を反芻する。
今この場で戦えるのは自分一人。
相手はサイクロン、ジョーカー、メタル、アクセルの力を取り込んだアルティメットドーパント。
しかも相手に対抗するにはエクストリームの力が必要になってくる。
だが今Wは「奴」の相手をしているだろう。
結論として、照井の思考に勝利という文字はどうしても浮かんでこなかった。
しかし、それでも
《エンジン!!マキシマムドライブ!!》
「ハアアアアアア!!!!」
ドゴン、ドゴン、ドゴォン!!!!!!!
アルティメットドーパントをエンジンブレードによるマキシマムドライブ「エーススラッシャー」で「A」の字に斬る。
無論、それでもメモリブレイクはされず、簡単にはじき返されてしまう。
「チッ!!やはり効かんか」
もうおわりか、と言う様にアルティメットドーパントが拳を握りしめてアクセルに迫り、その拳を振るう。
アクセルがそれをかわそうとするが、驚異の身体能力でその拳が軌道を変え、腹部のど真ん中、鳩尾に命中してその体が吹き飛ぶ。
「グボッ・・・ガッ」
ゴン!!ゴガン!!!ズシャッ!!!!
地面を削りながらアクセルが吹き飛び、その装甲にひびが入って火花が散る。
アルティメットドーパントはもはや単純な力では「奴」をも凌駕している。
全身から疾風を噴き出し、炎をまき散らして、硬質化した拳をガンガンと鳴らしている。
元が「奴」の「欠片」で、そこにあれだけの性能が降り混ざっては一撃の大きな技ではもはや倒せない。
無論、照井もその考えに至っている。
だがどうしてもそれになれない。
倒すには超高速の連続打撃による一点集中攻撃。
それがわかっていて、彼にはその手段があっても、それができない。
それになるということはこの装甲を脱ぎ捨て、速さにすべてを捧げなければならない。
しかしそこまで薄くなった装甲でもしも一撃でも食らえば、今以上
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