第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜この街のW・これで決まりだ〜
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「てめえには前にも言ったろうが・・・・てめえじゃ勝因にはならない。たとえどんな力を持っても、お前は勝因を手に入れられない」
「主人公が勝つってか?それが一番ムカつくんだよ・・・主人公だから大丈夫だなんて戯言がよ!!!」
「主人公・・・・だからじゃない。オレだからだ・・・・・・オレがいる事が勝因だ。主人公なんざ、知った事か!!!!!」
そこまで言い切った蒔風がWにそっと耳打ちする。
「なんとかしてこの状況を打破する。時間を稼いでくれるか?」
「オーケ。やってやる」
『やれやれ、今回の依頼人は我がままだ』
「うるせぇ」
ドンッ!!!!
Wがメタルシャフトを構えて走り出す。
そして蒔風が自身の体力回復に専念し始めた。
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「ハァァ!!!!!」
ザシッ!!!ズズン!!!
時間は巻き戻って一方のアクセル。
結構離れた場所にまで来てしまっており、広い荒野まで連れ出された。
バイクフォームで一気にジャンプし、身体を回転させてエンジンブレードを握る。
亜樹子の括りつけられた丸太を担いだ「欠片」の背をブレードで切り、ついに追いつく。
落ちた丸太をキャッチし、縄を斬って亜樹子を解放する。
アクセルが名前を呼んで、亜樹子が目を覚ます。
「え?・・・・・ここどこ?あたし聞いてない!」
「大丈夫か、所長」
「竜君!?」
「隠れていろ。説明はあとでしてやる」
アクセルが亜樹子の背を押して、その場から去らせる。
その間に「欠片」がメモリを挿入し、アルティメットドーパントへと変貌した。
「今度こそ逃がさん・・・・・」
「ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・・」
「さあぁ!!・・・・振り斬るぜ・・・・・」
ドンッ!!!とアクセルが一気に踏み出し、アルティメットドーパントへと迫る。
(スキャンされては終わり・・・・ということは、スキャンされる前に倒せばいい事!!!!)
《アクセル!!マキシマムドライブ!!》
アクセルがマキシマムドライブを発動させ、後ろ飛び回し蹴り「アクセルグランツァー」を放つ。
それが止められたことは一度もない。
アクセルはメモリを一つしか持たない代わりに、そのメモリの力を最大限に活用できる。
その威力は瞬間的にWのそれを越える。
「オォオァ!!!!」
ドッ
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