第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
W 〜この街のW・これで決まりだ〜
[4/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、二人の身体が後方へと吹き飛び、巨大な岩にぶつかる。
Wがフラフラと、蒔風が手をプラプラと振りながら立ち上がって言った。
「野郎・・・・・ダメージ無視しやがった・・・・・」
『そのまま押してはいけないのかい?』
「「奴」の方が基本値は高い。押し切るのはよほど調子のいい時か、「奴」を弱らせた時だけだ」
「奴」が地面に唾を吐きながらこちらに向かってくる。
それに対してうんざりしたように蒔風が叫んで走った。
「いちいちいちいち・・・・厄介なんだよお前は!!!!!」
ドゴウ!!!!
蒔風の拳が放たれる。
だが今度は顔面に放たれたそれを「奴」は思いっきりのけ反って避ける。
《サイクロン!トリガー!!》
そしてその空を見上げる「奴」の視界に、緑と青に半身色分けされたライダーの姿が現れる。
サイクロンによって連射が可能となったトリガーマグナムを「奴」に放ち、その銃弾が「奴」の上半身に向かってくる。
だが「奴」は蒔風の襟を掴んで自分の身体にかぶせてそれをガードしようとする。
しかし、蒔風もそのまま受けるほど迂闊ではない。
即座に身を捻って「奴」と上下を入れ替わり、蒔風が下、「奴」が上となり、向き合って地面に倒れる。
「奴」の背中に風の弾丸が十五発程命中し、そこから黒い影が血のように散るが、「奴」はそんなことはお構いなしに蒔風の頭を掴んで、思いっきり頭を振りかぶって頭突きをかます。
ゴッ!!!ガゴンっ!!!
まず「奴」の額が蒔風の頭に当たり、そしてその勢いでさらに地面を衝突する。
ガゴバンッ!!!!!!
蒔風の頭を中心に地面が窪み、ひび割れる。
正面と高等部の二段構えの衝撃に、蒔風の頭蓋骨の中が揺れ、意識を一瞬で脳味噌から消失させる。
《ヒート!トリガー!!》
と、そこに蒔風の頭を跨ぐようにWが着地し、「奴」の額に向けて高熱の弾丸をぶっ放した。
「奴」は瞬時に手のひらでそれを受けたが、それでも弾丸に押されてその体が後方に押し出される。
その「奴」にWは追撃をやめない。
炎の銃弾を放ちながらトリガーメモリを抜き、マグナムにセットして、マキシマムドライブを発動させる。
《トリガー!!マキシマムドライブ!!》
「『トリガーエクスプロージョン!!』」
ドゴォ!!!!!
炎の柱のような砲撃が放たれ、「奴」に迫る。
「奴」も波動砲を撃ってそれに対抗する。
砲撃と砲撃とがぶつかり合って、中間点でせめぎあう。
そこに蒔風が頭を振って立ち上がり、腕を構えて竜を放つ。
「土惺
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ