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落ちこぼれの成り上がり 〜劣等生の俺は、学園最強のスーパーヒーロー〜
本編 生裁戦士セイントカイダー
第15話 桜田舞帆の決断
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け言うと舞帆は家族達と共に病室を後にして行く。
「さぁ、行くぞ舞帆、寛矢。我ら桜田家は、常にあらゆる分野において第一線で活躍してきた名門。故に、『何があっても』負けてはならんのだ」
「……はい」
桜田は病室を出る前に俺に一礼していったが、校長の方は振り向きもしなかった。
二人に続いて病室を去る舞帆。
その直前のことだった。
少しだけこっちを向き、何かを呟くように口を動かす舞帆。何を言ってるのか――涙を頬に伝わせる彼女の唇は、見間違いだろうがこう言ってるようにも見えた。
――帰ってきたら、ちゃんと伝えるから。
――好きです、って。
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