暁 〜小説投稿サイト〜
落ちこぼれの成り上がり 〜劣等生の俺は、学園最強のスーパーヒーロー〜
本編 生裁戦士セイントカイダー
第15話 桜田舞帆の決断
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
け言うと舞帆は家族達と共に病室を後にして行く。

「さぁ、行くぞ舞帆、寛矢。我ら桜田家は、常にあらゆる分野において第一線で活躍してきた名門。故に、『何があっても』負けてはならんのだ」

「……はい」

 桜田は病室を出る前に俺に一礼していったが、校長の方は振り向きもしなかった。

 二人に続いて病室を去る舞帆。

 その直前のことだった。

 少しだけこっちを向き、何かを呟くように口を動かす舞帆。何を言ってるのか――涙を頬に伝わせる彼女の唇は、見間違いだろうがこう言ってるようにも見えた。


 ――帰ってきたら、ちゃんと伝えるから。

 ――好きです、って。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ