第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#39
星魔の絶戦 千変VS星の白金Z〜Desolation Crisis “Mammon” “Leviathan”〜
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ッ! 怒号と共に星拳と神鉄の拘束が外れ、
繰り出した生身と猛禽の廻し蹴りが空を切った。
「次ナメた真似してみろッ! 急所潰すぞ虎縞ヤローッッ!!」
「己を棚上げに勝手な事を……! 下らん思慮でくたばるなら、
所詮その程度の遣い手だったと想うだけだッッ!!」
捲れ上がった瞳孔と業火の双眸、男の矜持が引くなくブツかり合った刹那、
剛槍が哭いた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!
大 獄 変 貌。
シュドナイは渾身の一撃を繰り出す猛攻の中、
打ち終わりと切り返しの刹那に燃え盛る炎気を
『神鉄如意』 内部に注ぎ続けていた。
“伸ばさなかった” のはスベテこの獄威発現の為、
その意を蔑ろにされれば頭にも来よう、しかし承太郎も同様、
先刻の “借り” を返しただけに過ぎない。
『男の戦い』 はただ相手を打ち負かせば良いと云うモノではない、
精神的にも完膚なきまでに凌駕しなければ勝利したコトにならないのだ。
これで終わり、二度とは逢えない邂逅故に。
ジャ・ギ・ン゛ッッッッッッ!!!!!!
拡充した神鉄が、雷獣の巨腕を覆っていった。
屈強な肩から肘に掛け削岩の指先、 “その先まで”
顕れた装具は雷獣の総体を遙かに凌ぐ極 大 手 甲。
しかし “その片側だけでも” シュドナイの全身をすっぽりと覆ってしまう巨大さの為、
最早防 具と云うより防 壁に近い。
その重量は目測で約500トン、冥府と神界を割ける嘆きの壁にも相剋。
極厚の神鉄内部に拳を嵌め込む形で着装し、その表面に呪われた刻 印
地面スレスレで浮いている先端には竜の腹を抉り裂くような巨爪が存在を誇示する。
攻撃防御、共に冠絶、単純な戦闘力なら神鉄如意随一。
瀑 魔の 撃 滅。七 大 業 第 弐 烙。
【神 鉄 如 意・號 慾 ノ 獄】
遣い手−“千変” シュドナイ
破壊力−AAA++ スピード−シュドナイ次第 射程距離−C
持続力−AAA++ 精密動作性−シュドナイ次第 成長性−E
「グゥゥゥ……フウゥゥ……」
大型の航空機二つ分の超重量が双肩に掛かっているにも関わらず、
雷獣の体幹は微塵もブレず漏れ出る呼気には穏やかさすら滲んでいた。
それが嵐の前の静けさ、楽
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