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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#39
星魔の絶戦 千変VS星の白金Z〜Desolation Crisis “Mammon” “Leviathan”〜
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い、先刻の、失態とは呼べぬ僅かな緩みを
戒めるようにシュドナイは 『神鉄如意』 の能力に頼らず身一つで戦いに挑む。
「……」
 対する承太郎にも余裕などない、決して砕けない “神鉄” による猛攻、
防御などすれば受けた腕ごと骨がグシャグシャになり
(さば)くにも()なすにも群がる副刃が技を阻害する。
 正直、先刻の遠隔能力などよりこちらの方がタチが悪い、
能力(チカラ)に拠らず精神(ココロ)のみで立ち向かってくる者の方が。
「ウオオオオオオオオオオオラアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ
ァァァァァァァァ―――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!」





 ギャギイイイイイイイイイイィィィィィィィィィッッッッッッッ!!!!!!! 




 如何なる紅世の装甲でも貫き通す、
『神鉄如意』 剛絶の死突(しとつ)が止められた。
 超宝具を透して互いに伝わる痺れ。
 貫突の勢いに擦り抜けぬよう廻転(ひねり)を加えて、
右拳と左拳を搗ち合わせるように鉄鋲の穿たれたスタンドのナックルが
本刃先端を停止せしめた。
“真剣白刃取り” ならぬ 『神 鉄 星 拳 受(しんてつせいけんう) け』
剛槍(ヤリ)の威力が極点(MAX)へと達する前に一歩踏み出で、
両掌では制止不可能な貫突を両拳で可能せしめるスタンド絶技。
 空前のスピード、精密動作性が必要な事は言うに及ばず、
武器の形状による廻転比率、威力に対する握力の強弱 (その誤差数%以下)
何より串刺しにされるコトを怖れぬ勇気と覚悟が不可欠である。
 姑息な術を用いるなら足下のコンクリートを蹴り剥がして飛ばすか、
街路樹なり車なりをスタンドで投げつける事も一応眩ましにはなる。
 だが所詮は一過性のモノ、剛槍(ヤリ)は止まってもシュドナイの気炎は止まらない、
むしろより激しく燃え盛る。
 その場凌ぎの方策など自身が薄弱だと吐露しているようなもの、
中途半端に逃げ回っても何れはより抜き差し成らない状況に追い詰められるだけ、
故にリスクを負っても真正面から受け止めるしかない、
精神に対しては精神で応ずるしかないのだ。
「……!」
「……!」
 散大した瞳孔、両者削れるほどに歯牙を軋らせ、星拳と剛槍に力を込める。
 その総力は完全に拮抗、無動の膠着状態となり迸る気炎だけが空間を歪める。
「何で “伸ば” さねぇんだよ……ッ!」
「貴様こそ、何故さっき組み伏せなかった……ッ!」
 ギリギリと危うい均衡で軋る鉄鋲と槍尖から一切力を弛めず、
貴公子と雷獣の眼光が弾けた。
「知らねぇよ、ただの気紛れさ……!」
「ならばオレに答える義はない……!」
「ほざけッ!」
「貴様がッ!」
 ギャリン
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