暁 ~小説投稿サイト~
魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
Eipic20-B幕間~Great Healer~
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行動中みたい。

「それにしても、マスターの創世結界ってすごいですね~。こんな大きな宮殿があって、外には国があるんですから」

「だから全然退屈しないぞ。吸血鬼なんて初めて見て、初めて戦ったけど、すっごく強かったもんな~。あと見込みがあるのは、なんとかの撃墜王って奴! アイツの速さもなかなかだった」

「ローズレッド・ストラウス王と閃撃の撃墜王リヒトー・バッハさんですよ、レヴィ」

「私個人としては、ディアーチェとエミヤの料理対決が一番すごかったでありますな~。見て良し食べて良し。もう一度やってほしいであります」

じゅるりと涎を垂らすフラム。オリジナルのディアーチェの料理を食べたことあるけど、確かに美味しかったもんね。そんなユーリ達と喋りながら廊下を歩いて、「玉座の間前に到着です!」とうとう到着した玉座の間の大扉へと続く階段。

「よかった~。一生出られないかと思ったよ・・・。ありがとう、ユーリ、レヴィ、フラム」

「はいっ♪ マスターをどうぞよろしくお願いします♪」

「それじゃあね~、アイリ~」

「さらばでありますよ」

ユーリ達と手を降り合って別れて、アイリは階段を上がって3mくらいの高さがある両開き扉を内側に向かって開ける。そこは六角形の大広間。六芒星のレッドカーペット、向かい合うように設けられた2つの玉座。天窓や壁の窓にはステンドグラスがはめられてて、壁のは歴代セインテスト王の肖像、天窓のはアースガルドの紋章だ。

「って、居ないし!」

ゼフィランサスさんが普段座ってるっていう玉座に居なかったし、マイスターの意識も無いし、一体どうなってるわけ。もし、別室に居るとなるともう捜し出すなんて不可能だよ。玉座の側にまで歩み寄って、ふかふかな台座に座る。そして天窓のステンドグラスを見上げると・・・

「あれ、開いてる・・・?」

吹き抜けの壁面に設けられてる廊下(ギャラリー)から外のベランダへ出るための普通の窓が開いてるのが見えた。となれば、マイスター達はベランダに居るはず。アイリは「とう!」ギャラリーに上がる階段を律義に上るんじゃなくて、飛んで窓へとショートカット。窓からベランダへ出ると、“ヴァルハラ”の世界が広がる。城下町や海や山や森や荒野、“エインヘリヤル”によっては住処が違うから、こういった世界になるんだって。

「居た!」

ベランダをぐるりと見回して、捜してたマイスターとゼフィランサスさんを発見。

「しー。ルシルが起きちゃうから」

マイスターとおんなじ銀の髪に蒼と紅の光彩異色、配色がサンタクロースみたいなコート姿のゼフィランサスさんが「ね?」って人差し指を唇に当てた。マイスターは、ゼフィランサスさんの膝枕で眠ってた。

「もうボロボロなの、愛弟(ルシル)は・
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