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ファンタシースターオンライン2 -銀色を包む琥珀色の星-
第4話 救出
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も「こりゃもう…化け物だね」
バ「もしかしてこいつが、ラフィルちゃんが言ってたダークファルス…?」
こ「…可能性はあるね」

と、突然少女が口を開く。

「…こにぃ…さん…?」
こ「…え…?なんで私の名前を…」
「そっか…そうだよね…貴女は…私の知ってるこにぃさんじゃ…ないんダモンネ…」

少女は哀しそうな、寂しそうな顔を見せる。そして…

「今回は…貴女達の勝ち…でも…次はこうはイカナイよ…私は必ずそのコのチカラを手に入れて…マスターに…会うんだ…」

そう言った。赤紫色のオーラを纏い、消える瞬間…意味ありげに、こにぃに言う。

「こにぃさんはそっちにいるべきじゃないよ…今の私になら分かる。だって、こにぃさんは…私と同じなんだから…ネ…」

そう言い、消えた。






私は…重い瞼を開く。まだ生きている。そう認識できた。

ラ「目を覚ましたんですね、ツヴァイ」

側にはラフィルがいた。

ツ「…私をどうするつもり…?チカラだけ抜き取って、また宇宙にでも捨てるつもり?」
ラ「そんなことしませんよ。私はただ、貴女に帰ってきてほしいだけ…私の中に」
ツ「なに言ってるのさ…狂気耐えられないから私を作り出したのに、今更帰ってきてほしいって?帰ったところで、また捨てるに決まってる」
ラ「確かに私は貴女に酷いことをしました。でも、今は悪いと思っています。私は貴女無くして、ラフィル・クラスティアには戻れない。そう気づきました。だから、今は貴女が必要なんです」
ツ「私は信じない。貴女も、仲間も、誰も彼も!親切なんて必要ない!裏切られるくらいなら、誰も信じるもんか!」
ラ「…ツヴァイ、貴女に見せたいものがあります」

そう言って部屋から出る。ツヴァイはふらふらな身体を必死に動かし、それに着いていく。辿り着いたのは…

ツ「ここって…あの人達の…チームルーム…」

バルバテス達のチームルームだった。

ツ「見せたいものって…ここのこと?くだらない…私はあの人達も信じてない」
ラ「…あれを見ても、そんなこと言えますか?」
ツ「え…?」

チームルームの中では、メンバー達が真剣な眼差しで何かを話している。

ラ「彼らは…私達を助ける方法を話し合っています」
ツ「助ける…?私達を…?」
ラ「はい。あの少女、ダークファルスと言いましたか。あれから私達を守る。その為にはどうしたらいいかと…」
ツ「そんなの無理に決まってる…!!あいつの力はあんなもんじゃない…!!あの人達は何も分かってない!」
ラ「そうです。あの人達はあれの力を分かっているわけではありません。ですが彼らは、その正体不明の敵から、見ず知らずの私達を守ろうとしている」
ツ「そんな…」
ラ「それでも貴女は、彼
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