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提督していない提督による騒がしい日常
横須賀編、本井の扱いと横須賀の面汚し
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とiowaがそれに応えるように
「今度は私達がそっちに行くわね」
と言った
iowa達は宮本達が見えなくなるまで手を振り続けた
3人を連れ、鎮守府へと戻っているとiowaに相談とは言えない相談をされた
「私ね、佐世保に行くことにしたわ」
「ん?唐突だな、そんなすぐには出せねぇぞ?」
iowaは大丈夫と言い、懐から1切れの紙を取り出した
「もうお父さんに許可貰ったから」
「実際は?」
「随分前に貰ってました」
ちょっと手を回すのが早すぎるよなぁ
「わかった、でもいくならそれなりの装備をもってって貰っていいか?」
「いいけど...どうして?」
俺は自分でも分かるような暗い顔をして
「8年前と同じ目にはさせたくないんだよ、どこの鎮守府にも」
8年前、ここにあったとある悲劇を...
するとiowaは覚悟を決めた顔をして
「佐世保に行くなら向こうは私が守るってことね、わかった」
そして俺はこの雰囲気をぶち壊す様な笑顔で頼むよ、と言った
やがて鎮守府へと着き、中へ入ると普段と何も変わらぬ賑やかな光景が広がっていた
俺はこれを守る為だけにこの鎮守府のシステムを変えたんだっけ
主力以外も、いつでも前線に出れるように
鎮守府に留まる者も前線部隊と同じくらいに練度はある
うちの鎮守府の自由システムにはこういう面もあったのだ
未然に防ぐ事ができるならそれをして安全に過ごしたい、だけどそれは無理な話で
いざという時、戦力がいない
そんなことにならないために力を入れてきた
「さて、残りの時間でちゃっちゃと済ませっか」
そう言い、俺は執務室に入ると蒼龍が待っていてくれた
「あ、提督と飛龍ちゃんおかえり」
「「ただいま」」
「早速で悪いんだが蒼龍」
聞こうとしたのだが蒼龍自身もわかっていたようで執務をすこしやってくれていたようだ
「すこしやっといたけど結構疲れるねこれ」
俺はその答えに笑いをこぼした
「じゃあ、ちゃっちゃとやって...っていねぇ!?飛龍逃げたな!?」
「飛龍ちゃんってば逃げるのは本当に上手いなぁ」
「感心すんなよ」
俺と蒼龍はやり忘れていた執務を終わらせ、俺の自室に戻ると飛龍がゲームをしながら待っていた
「〜♪ ( ゚д゚)ハッ!」
「おいコラ逃げんじゃねぇ」
逃げようとした飛龍の袖を掴みこちらに引き寄せた
みっちりと叱った後、夕飯を作っていつもよりゆっくりと食べた
俺は2人より先に寝る準備を済ませたため布団を3枚敷くことに成功したが
朝起きたら布団が1枚しまわれていて、隣に飛龍が居たため、寝てる間にしまわれたようだ
飛龍と蒼龍を起こさぬよう、ゆっくりと準備を済ませ、忌々しい朝の執務室へ向かって行った
尚、この日の飛龍の分の執務は1.5倍されていた
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