暁 〜小説投稿サイト〜
SAO−銀ノ月−
第百二十一話
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
いたアルバムのような場所だった。まさしく、スリーピング・ナイツがこのアスカ・エンパイアで冒険してきたことを全て記した――記録室とも言うべき場所。

 クロービスがスリーピング・ナイツのみんなに遺した、テッチが言うには自分が生きていた証。

「……おい」

「ああ……」

 キリトに肩を叩かれ、小さく頷きながら俺たちはその草原から気づかれないように出て行った。スリーピング・ナイツの顔を見ないようにしながら、顔を伏せて。

「今は……邪魔しちゃいけないよな」

 あの場にいられるのが許されるのは、スリーピング・ナイツのメンバーだけだ。そんなことは言葉を交わさずとも理解して、大広間に出た俺たちは一息をつく。

「ああ。落ち着いてから見せてもらうか」

「だから――」

 そしてメンバー全員が自身を封印する楽器を手に入れたことで、それを破壊せんと俺たちに迫っていた大蛇に――二人揃っての一撃が放たれた。

『――空気読めよッ!』

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ