第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真剣で私に恋しなさい 〜マジバトル、二回目〜
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・ダメージは確実に入ったはず」
「ああ!!確かに効いたなぁ!!凄い衝撃だった!!だけど私には川神流瞬間回復がある!!」
「気を巡らせて身体の再生を促したのか・・・なんて速度だよ」
「さぁ!!まだまだまだぁ!!!!」
「まじかよ・・・」
蒔風がうんざりした顔をして、百代がそんなことは知らんと拳を握りしめて突っ込む。
そして蒔風まで残り五メートルのところで、その姿が消える。
だが蒔風はむすっとした顔をしながら目を閉じ、次の瞬間、背後にハイキックを叩き込んだ。
「ガァッ!?」
ドォン!!!!
地面にとんでもない勢いで叩きつけられた百代が、今まで受けたこともない衝撃に目を見開く。
(い、今まで多くの強者と戦ってきた・・・その中には確かに痛いと感じたモノもあった・・・・だが・・・これは・・・・・・そのどれとも違う・・・・ジジイとも、揚羽さんとも違うッ!?)
「・・・・ふん」
蒔風がそこからさらに足を振り上げ、踏みつぶしにかかる。
それを百代が転がって避け、そこから跳び、一気に距離をとった。
「すでに回復したのか・・・・・この世界において、お前はあまりにも強かった。だから、お前に戦いしかない人生以外の事を教えられる者がいなかった。それは弱者の物だと一蹴してな。だからこそ、君に・・・・」
フッ・・・・・ゴォッ!!!!!
「敗北を贈ろう!!」
ドゴォン!!!!
蒔風の姿が消え、気付いたときには百代の懐に入り込んでいた。
足を払われ、宙に仰向けに浮いたところに裏拳が腹部にめり込んで地面を陥没させて落ちる。
百代は強靭な肉体の持ち主だ。
生まれてこのかた、体を襲う痛みに恐怖したことはなかった。
誰の攻撃も効かなかったし、ヤバそうなのは技を以って避けてきた。
どんな奴でも相手にできると思っていた。
だが、この男は違う。
もはやこれはヒトの域ではない。
自分も存外化け物と言われるが、この男は、次元が違うッ!!!!
蒔風が百代の肩を片手でつかみ、持ち上げる。
そしてそんな百代の思考を読んだかのように、一言言った。
「言ったろ?オレは別世界の人間だって」
「ッ!?瞬間回ふ・・・」
「(バチン!!)瞬間回復解除」
ドンンッ!!!!
蒔風がその体に雷旺を走らせる。
気を巡らせて身体の組織を活性化させる瞬間回復はその力を乱され、暴走する。
いらないところに回復が向かい、身体の細胞を異常促進させる。
それはもはや回復ではない。ただの拷問だ。
「ガッは・・・・」
「はい、終わり」
蒔風が百代をドサリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ