第一部:ゲート 開けり
第三偵察隊 初遭遇する
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に取り掛かっているらしい。
・亜人にとって一番味方すべき勢力は自由の民一択である。何故なら亜人が半分を占めているので親密な態度で接してくるから。帝国は亜人を迫害して奴隷にしたり、性奴隷にしたりと碌な扱いをしてこない。残った黒王軍は帝国よりも酷く、農奴か化け物の食糧、もしくは人体実験の材料にされるらしいので、自由の民が他二者を打倒して覇権を握れるよう応援するほかないetc…
この様に貴重な情報を色々と聞けたので、伊丹らは思わず心の中で万歳!と喜びを感じた。任務の達成に一歩近づけたからだ。おまけに運良くあの「銀座事件」で話題となったマスターと思わしき人物とサーヴァントに接触できたのだ。これほど幸運なことがあるなんて夢みたいだと、ギャズや栗林などがそ思っても仕方の無い事だ。だが、
肝心の連中は……
「あの〜、すいません。少しお話を聞かせて」
「よし、諸君。これより帰還するぞ。
アーチャー、自衛隊など後のことは任せた。じゃ!そういうことで。あ、そうそう。セイバーと汚い方のエミヤを皆さんの護衛に任せるから頼んだよ」
「えっ!?ちょ、
マスター!!??
嘘だろうおい!オレに全て任せて一人だけ逃げるとかズルいっすよ。オレも逃げさせてもらいますよ。いちいち最初から細かく説明する羽目になるだろうから、
そういうのはとってーも面倒くさいのでここいらで失礼させてもらうよ。後はマスターの言った通り、あの二人がお前さんたちを護衛してくれると思うから頑張ってくれ」
ソープが先ほどの作業を終えたと思わしき仮面を装着したマスターらしき人物に話しかけようとしたところ、彼は即座に周りの獣人たちを引き連れてダッシュして遠くへと走り去り、その際ロビンに後を任せたと言ってそのままヘリに乗り込んで逃げてしまい、
後を任された彼もまた説明が面倒なので所有する宝具の一つである「顔のない王(ノーフェイス・メイキング)」を被り、姿を隠す能力を発動して視界から見えないようにして同じく逃げてしまい、
仕方なくマスターの方を捕まえようにも余りの一行の逃げ足の速さと、獣人たちが武器をこちらに向けながら走って二人と同じように走り去ったので、追うと撃たれるかと思い追跡を断念せざるを得なくなった。
だが、一つ気になる事を彼らは言い残していった。セイバーと汚い方のエミヤという誰かの名前らしい単語である。一部の人間を除いてそれが何かわからなくて顔を見合わせてたが、その一部の人間(伊丹や倉田)はその正体を知っているので思わずぶふっと吹き出し、周りから「何だこいつら」と不審に見られてしまった。
「おいおい、本当にサーヴァントと一緒に仕事ができる日が来るとか嘘みたいだ……。まぁ、清姫やスパルタクス等バーサーカーのサーヴァントを寄こされるより
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