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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第242話 ボス第2戦目
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〜第27層 迷宮区〜
そこから先は、本当に怒涛のラッシュ、と言ってよかった。
プランは、《僅か30分の間で、ミーティングを終え、そのまま強行突破》と言うもの。
アスナが、『30分で終えて、速攻でリベンジ!』を言い出した時は、さすがのスリーピングナイツの面々も、『げーー! 鬼教官だーー!』と声を上げていた。
因みに、声をあげちゃったのは、ジュンであり その後軽く、
鬼教官
(
アスナ
)
に折檻されてしまったのは言うまでもない。
かつての攻略の鬼が舞い戻った気分で、何処か懐かしみ、リュウキは仄かに微笑んでいた。……でも、何やら察したアスナに 睨まれてしまったのも言うまでもなく、つられてレイナも笑っていたのだった。
そして、前回、ボスの第一戦目。
皆は、ベストを尽くすのは当然だが、深追いは、しすぎる事はせずに、言わば情報収集に特化したスタイルで戦っていた。 リュウキも、あの壁を作った事で見られる心配は無くなって、1つの懸念が取り払われた事で少し安心があり、そのスタイルに集中していた。
安全性を第一に考え、1分でも、1秒でも長く戦い、ボスのパターンを全て丸裸にする為の戦い方だ。これまでのボス攻略でも何度かしてきている為、手慣れたものだった。
そしてその戦い方は、ボスに与えるダメージはやはり少ないのだが、長く戦える為、相手の手の内を引き出しやすい。アスナやシウネー、レイナの補佐も必要最低限のものに限定し、なるべくアイテムを使わない様に徹底した。
そのかいもあって、メンバーの何人かが
戦闘不能
(
リメインライト
)
になってしまったものの、大体のパターンを把握出来、次の戦いを優位に進める事が出来る……、と思った矢先に、リュウキにメッセージが入ったのだ。
ボス戦で、悠長にメッセージの確認などできる訳がないのは当然だが、メッセージの本文は見る事は出来なくとも、そのメッセージの『宛名』と『件名』は直ぐに確認する事が出来る。誰からどの様な内容のメッセージが届いたのか、直ぐに判明した。
急を要するその2つを見て、人数が少なくなり、危うくなってしまっているのだが、それでも仲間達に了承を取り、前線を一時離脱してまで、リュウキは内容を確認した。
元々、様々なパターンを考え、その中で順位をつけて考えていたリュウキ。……その幾つか候補に挙がっていたものの中でも、
最も厄介
(
・・・・
)
極まりない内容がそこには書かれていたのだ。
だから、リュウキがアスナとレイナに提言した。このまま続けていてもジリ貧になる可能性があって、更に ボス攻略前に、『一度死んでもすぐには戻らず、多くを見て覚えて』と言っているから、何人かが死に戻りしてしまう可能
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