第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#37
星魔の絶戦 千変VS星の白金X〜Native Stranger〜
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。
前方にシュドナイの豪放な笑み、
獰猛な獅子の風貌にて挑みかからんとしていた左腕が文字通りの一変、
巨大な鱗状の甲殻と成りて翔る流星を喰い止めた。
さながらアルマジロ、ゾウガメが如き重厚なる甲羅、
その表面は砕けたが 『楯』 としての機能は全く失わず
支えとなる底部が路面を穿つ。
同じ 「手」 と見せ掛けたのはシュドナイもまた同様、
だが小細工を使わず真正面から受け切る潔さ。
撃ち込まれたスタンドの拳を甲殻の “反り” を利用して受け流し、
開いた半身に顎を開いた猛虎が迫る。
だが “二の撃” を用意して於いたのは承太郎もまた同様。
シュガァッッッッ!!!!
空は疎か、音さえも断ち切れるような無双の斬撃。
握り固められていた拳は今、 「手刀」 の型に、
集束するスタンドパワーも同様に、
より威力を収斂させ近距離パワーの精密性を伴い甲殻の継ぎ目、
分子と分子の結合を斬り裂き鋼鉄すらバターの如く両断せしめる。
まさに 『星剣』 揺るぐことなき精神が生み出す正義の刃。
鎧甲裂閃。斬葬の星刃。
「流星」 の流法。
『流 星 翔 斬 波』
流法者名−空条 承太郎
破壊力−AA+ スピード−AA+ 射程距離−B〜D(真空波を音速にて射出可能)
持続力−D 精密動作性−B 成長性−C
並びに!
猛虎の牙が本体の肩口を掠めながらも甲殻を斬り裂き
シュドナイの懐に飛び込むスタープラチナ。
しかし対する男も一流、横薙ぎからの一 連 動 作
自らに繰り出す刃は抜き手での 「刺突」 しかないと瞬時に見切り
躯の至る処に寄生する獣の如き剥き出しの牙を生み出す。
後方からは顎を返した猛虎の追撃、押すも引くも封じた鉄壁の防御陣。
だが!
星刃変旋。刻伐の双鎌。
「流星」 の流法。
『流 星 卍 抉 楔ッッ!!』
流法者名−空条 承太郎
破壊力−AA++ スピード−AA++ 射程距離−E
持続力−B 精密動作性−D 成長性−D
手刀に宿っていたパワーは既に肘へと超速移動、
内側への刺突ではなく牙外側からの斬断となり、
薄刃の鋭さと戦斧の頑強さを両有してシュドナイの鎖骨へと
叩き堕とされる。
ザギュゥッッッッ!!!! ズゥグアァァァッッッッ!!!!
鋭い切断音と鈍い潰滅音という相反した響きが肉を殺ぎ牙を圧し折った。
濁った紫炎と共に空間へ撒き散らされる歯片と肉片、
打ち落としと横払いという二つの肘撃がほぼ同時に入り、
破壊と鋭利を併せ持った双 鎌が鉤十字の如き
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