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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
23話『破壊者』
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る。流石にパイルバンカーの衝撃に負けて弾かれてしまうが、それでも初めてルーンレックスに対するダメージを与える事に成功する。

「今だ! 来い、アメイジング・レヴ」

 ブレイヴの前方に出現したアメイジング・レヴDがヴレイブの背部に合体し、デュナスモンのデータと四季のヴレイブの力が一つとなる。

「行くぞ、デュナスモン」

「応!」

「Hi−νガンダム・ヴレイブ……アメイジング、(デュナス)!!!」

 獣騎士ベルガ・ダラスを倒したヴレイブの姿……デュナスモンの力を借りた姿へとモードチェンジすると、背中の翼を広げ一直線にルーンレックスへと向かう。

「ドラゴンズ……ロア!」

 ルーンレックスのニードルビームと四季のドラゴンズ・ロアが相殺する。だが、一夏の一撃によってルーンレックスは片腕を失い、四季のドラゴンズ・ロアもまた両手で使うことが出る気。故に……

「ぐぁ!」

 連撃の形で放ったドラゴンズ・ロアがルーンレックスへと直撃し、その体を揺らす。

「己……己ッ!!!」

 片腕を奪われ、圧倒され始めていると言う屈辱に苛立ったような声を上げるルーンレックス。一夏の一撃によって切り落とされた腕が再生していく。相手はガンレックスでもない……人間が作った道具を使って戦っているだけの人間だ。己の肉体も意思以外聖機兵だった頃の物では無いが、それでも屈辱である事に変わりない。

「壊れよ、消えよ、世界よ!!!」

 憎悪を込めて叫ぶルーンレックスの全身から破壊光を放つ。大地を溶かし世界さえも作り変えようとしたその力は貫くのではなく、アリーナ全体を溶かしていく。

「っ!? 拙い!」

 長期戦はアリーナだけでなく、学園全体を危険に晒してしまう事を察した四季は目の前で破壊光を撒き散らしているルーンレックスを危険視し、長期戦は拙いと判断する。

『確かに、これは拙いな……四季よ、一撃で決めるぞ!』

「ああ、ブレス・オブ……ワイバーン!!!」

 全身に巨大な龍の様な光を纏って四季は一直線にルーンレックスへと飛翔する。光のワイバーンとなった四季と全身に破壊光の光を纏ったルーンレックスがぶつかり合った瞬間、その激突に敗北し弾き飛ばされたのは、

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 四季の方だった。とっさに機体の体制を整えようとするが、そのままアリーナのシールドへと激突する。破壊光によって解けていたシールドは四季を受け止めることが出来ず、そのまま観客席にヴレイブを纏った四季は叩き付けられる。


『人間よ、お前の負けだ』


 まだ生徒の避難が完全に終っていない観客席へとルーンレックスが入り込んでくる。悲鳴が上がる中、ルーンレックスは四季へと手のニードルを向ける。


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