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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
23話『破壊者』
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ンサー類を強化された頭部パーツ、デュナスモンの協力と先日保護したブレイドクワガーモンのデータで僅かながら精製に成功した人造クロンデジゾイドによって作られたブレードと、白炎の杖を核とした武器を追加したゼロ炎の強化形態なのだが、それの完成の為に一度DEMの方でゼロ炎を預ける必要が有った。
その為に一撃の攻撃力ではヴレイブ以上の物を持つゼロ炎が使えないのが現状だ。……まあ、トーナメントでは攻撃力の高さ故に使えないと判断して預けていたのだが、今回は完全に裏目に出た様子だ。
「っ!?」
四季は咄嗟に一夏を投げ捨て、突き立てられたルーンレックスのニードルをブレードで受け止める。
「しまった!?」
「ふふ、これで我が攻撃を防ぐ事は出来んぞ」
元々ヴレイブは獣騎士ベルガ・ダラスの様なスダ・ドアカワールドのモンスターとの戦闘さえ想定しているが、ルーンレックスクラスのとんでもない相手の線等は想定されていない。
……当然と言えば当然だ。そう簡単にコロコロ現れては世界が危険になるレベルの相手なのだから。辛うじてISを素体にして作られたと言う点で弱体化している事でブレードで防ぐ事は出来ていたが、ブレードを失ってしまった以上、
「くっ、フィン・ファンネルが!?」
続け様にバックパックのフィン・ファンネルにニードルビームが直撃し、使用不可能となる。
片腕を失って弾幕は薄くなっているが、それでもヴレイブのスピードでは回避しきれるものではない。フィン・ファンネルを含めて一瞬でも攻撃を止められればと思っていたが、手持ちの武装……シールドキャノンとビームライフルだけでは遠距離での打ち合いは完全な不利となる。
「ぐわぁ!」
尚もルーンレックスへと突撃しようとした一夏の白式が穴だらけになる。再び使い始めたトルネードビームニードルの嵐に曝された結果だ。
「一兄!?」
咄嗟にブレードの刃の部分を切り離しビームサーベルを展開する。ビームサーベル単独での使用はブレードの本体が破壊されても、まだ十分にできる。
「ふふ、そんな貧弱なビーム等防ぐ必要も無いわ」
「くっ!」
片手でビームサーベルを受け止めると言うマネをしてくれるルーンレックス。だが、これで攻撃は止まった。
「まだだ!!!」
空いた手にシールドバンカーを取り出してそれを叩きつけようとするが、それは寸前で交わされてしまう。
「ふふふ……万策は尽きたようだな」
「それは……」
素早く交わされたシールドバンカーを逆手に持ち変え、振り下ろす形でルーンレックスへと叩き付ける。
「ぐっ……」
「くっ……」
通常、腕部の装甲に固定して使っている武器を固定せずに手で持った状態で使う以上、安定性は損なわれ
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