暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-A幕間〜After of Battle End〜
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覚ましたから、その報告をと思って」連絡を入れておく。
『ホンマか!? それは良かったぁ〜。またなんかあったら連絡してな』
「了解」
はやてもはやてで、ルシルやフォルセティのことが心配で不安で、集中治療室に居るルシルの側に居てあげたいって思っているだろうけど、部隊長として休むことなく仕事をしている。
「で、現状は一体どうなってんの?」
「わたし達、エグリゴリの翼を展開したフォルセティにボコられてから記憶が無いんだけど・・・」
「あぁ、やっぱりフォルセティが・・・。さっき、すずかとシャマル先生からある程度の事情は聴けたよ」
すずか達から聴いた話を2人にも伝えると、「推測通りだったわけね」アリサと、「守衛の通り、聖王ヴィヴィオを護ったわけだ」アリシアが悔しそうに漏らした。ヴィヴィオは聖王として、古代ベルカ時代の戦船・“聖王のゆりかご”を起動させるための鍵。フォルセティは、そんな鍵として重要なヴィヴィオを護るための騎士。そう結論付けていた。
「プライソンは憎たらしいほどに頭が良いわね。ルシル以上の実力を有するかもしれない魔神オーディンのクローンを据えるなんて」
「わたしとアリサとザフィーラとヴァイス。瞬殺されちゃったもんね・・・」
いきなり視界を封じられて、そこを魔法で追撃をされたって話で、魔力反応と気配、そして匂いでザフィーラが指示をくれなかったら本当に危なかったって。
「重傷か死か。フォルセティが徹底してあたし達を殺しにかかって来なくてラッキーだったわ」
「不幸中の幸いだよね・・・。っと、ザフィーラとヴァイスは?」
「ヴァイスとザフィーラは打撲・擦過傷・骨折などのかなりの重傷で、治癒魔法ありでの治療で全治1月半ちょっと。しばらくは安静にしていないとダメだって」
「そう。・・・ザフィーラとヴァイスがちゃんと護ってくれたから、あたしもこの程度の怪我で済んだし。あとでお礼を言いに行かなきゃね」
「うん、一緒に行こう」
そして、プライソンからの声明内容を伝える。本局と地上本部に宣戦布告をして、戦争の準備が整ってから質量兵器と言う武力でミッドチルダを制圧して支配する、と。その準備期間がどれくらいかは判らないけど、「教会騎士団が総力を上げて、プライソンのアジトを探してくれてる」と伝える。
「期日不明の開戦か。一気に完治させるにはルシルのエイルが必要ね」
「ルシルは今どうしてる? あとアイリも」
「ルシルは意識不明の重体で、アイリはルシルとユニゾンしたまま意識を失ってるみたいで出て来ないの」
医師の話だと、アイリがルシルとユニゾンしたままのおかげで、ルシルの脈拍とか命に係わる大事な要素がギリギリ保たれているとのこと。そしてマリーさんの話では、ルシルの容体があ
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