暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-A幕間〜After of Battle End〜
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療院へ連絡して救急車と、ルシルへの応急処置の仕方を聴く。
その間にエリオとキャロに隊舎や寮の様子を見て来るように指示。避難先になっている食堂で、すずかとシャマル先生、シャーリー達が気を失って倒れていること、そしてヴィヴィオとフォルセティの姿が無いことを、とても辛そうな声で教えてくれた。私だって足元が崩れたような錯覚を得てへたり込んでしまったし。
(それから地上本部への襲撃が終わり、地上本部からの厳戒態勢解除の指示が出たことで、夜明け前になのは達が戻ってきた・・・)
なのは達が帰って来るまでの間にルシル達は医療院へと搬送されて、通信で六課の状況を私は伝えた。帰って来ていきなり酷い惨状を見せる隊舎や、ヴィヴィオとフォルセティが拉致された現実を目の当たりにせずには済んだけど、それでも大きなショックだったと思う。
「・・・ん?」
気持ちが暗く沈んでく中、目の前の扉がガチャっと開いたかと思えば「アリシア!?」が出て来た。病衣を着たアリシアは私に気付いて「フェイト! おはよう! お腹空いちゃってさ〜」なんて言いながら手を振ってきた。
「アリシア〜? フェイトが居るの? ナースコールってどれなのか訊いて〜」
病室からアリサの声も聞こえてきた。早足で病室に入ると、「お、フェイト」アリサも私に手を振った。元気そうで何よりだけど、骨折してる左脚と右腕、頭に巻かれた包帯や顔に張られたガーゼが痛々しい。
「アリサ・・・」
「・・・悪かったわね、フェイト。ヴィヴィオとフォルセティを護れ切れなかったわ」
「謝らないで、アリサ。どうしようもない時だってある・・・」
どれだけ頑張っても、上手く行かないときだってある。私も、みんなも経験してる。世界はそんなに優しくないし甘くない。でも「一度の失敗で全てが終わるわけじゃない」から、これからのやり方次第で挽回だって出来るはず。
「ヴィヴィオとフォルセティは目的があって生み出された。だから命には危険はないと思う。なら助けよう。きっと、私たちが助けに来てくれるのを待ってくれている」
アリサとアリシアに言った言葉は、私に言い聞かせている言葉でもある。けれどこれまでの会議で、ヴィヴィオとフォルセティはプライソンにとって重要な存在だって話してた。プリンツェッスィンとプフェルトナー。2人の開発コードと思しき単語。ベルカ語で王女と守衛。その役割の推測も終えている。だからきっと2人は大丈夫だ・・・。
「ええ、そうね。その通りね。んじゃ、すぐに戦線に復帰できるようにまずは腹を満たす!」
「おー♪」
明るい2人の雰囲気が私の頬を綻ばせる。2人に「すぐにご飯を用意してもらうよ」そう伝えて、医療院の人に連絡を入れる。で、2人がご飯を食べている間に「はやて? アリシアとアリサが目を
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