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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-A幕間〜After of Battle End〜
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ヴァイス陸曹以外は魔法ありきで完治1週間ってことや」

六課も戦力が結構削られてしもうたことや。意識を取り戻してるシャマル達はすぐにでも動けるって言うてはくれてる。そやけどドクターストップが掛かった。アリサちゃんなんて腕と脚を骨折してるしな。そうゆうわけで、今すぐにでも戦えるのはなのはちゃん達だけや。

「ルシル君とアイリは・・・」

「ルシルが調査官としてのルールを逸脱して戦闘に参加したことは、内務調査部にも伝わっている。しかし緊急事態だったいうこともあり、事件の大きさもあって特例として認められて不問と処された。さらには、戦闘行為が可能な状態であれば前線での戦闘を行ってもいいという許可も出た」

クロノ君の話は、嬉しい半面つらいもんもある。ルシル君と一緒に戦えることが嬉しい。そやけど、あんなにボロボロになってしもうたルシル君をすぐに戦場に出すのは、人として、想い慕う者として出来ひん真似や。

「ルシル君はたぶん、もうこの事件中には目を覚まさへんと思う。もし目を覚ましても私からは戦ってなんて言えへんしな。ルシル君が戦うって言うたとしても、引き止めそうやわ・・・」

「そこのところは、君やルシルの意思に任せるよ。・・・これで最後だ。君の要望通り、アースラを運用できるように手続きを済ませておいた。明日の早朝にはミッドへ降ろせる」

「おおきにな、クロノ君」

六課の隊舎は司令本部としての機能せえへん程の損壊で、代わりの司令部が必要になった。じゃあどこに本部は移せばええ?ってことで、いろんな候補を出してく中で行き着いたのが、廃艦工程に移行する前にドックで眠らせてたアースラや。

「僕や母さんのアースラ元艦長の肩書きが活きてくれたよ」

「寮の方は大丈夫? 寝泊まりする場所が無いなら、教会の宿舎を利用する?」

「寮は大丈夫やったよ。ルシル君が護ってくれたみたいや」

損壊の激しい隊舎に比べて寮は食堂以外はほぼ無傷やった。と、カリムにそう答えた直後、通信を知らせるコール音が応接室に響いた。

「私や。ちょう失礼するな。・・・はい」

クロノ君とカリムに一言断ってから通信を入れてモニターを展開。モニターに映るのは「何かあった、フェイト隊長?」やった。フェイトちゃんは今日、みんなの入院先である聖王医療院で、入院してるみんなに付いてくれてる。昨夜、隊舎で何が起きたのかを目を覚ました誰かから聴取するために。

『あ、うん。さっきはアリシアとアリサが目を覚ましたことを報告したんだけど、今回はルシルとユニゾンしたままだったアイリが目を覚ましたって報告を。ルシルは未だに意識が戻らないんだけど・・・。その、アイリに今の私たちが置かれてる状況を説明したら・・・――』

フェイトちゃんの話の内容に「え・・・!?」私は絶句し
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