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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-A幕間〜After of Battle End〜
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を、戦力のために改造したり生み出したりするなんて・・・」

「プライソンは確かに天才だ。犯罪者でなければ、スカリエッティ少将と同じように歴史に名を遺せるほどの。だがその頭脳や技術力を間違った方向に使っている。そんな彼と、いかなる理由があれ繋がるのは間違っている」

ドクターのBNACは人を救うためのもんや。それを兵器に転用したプライソンへの怒りは一切消えることはない。

「それで今後の方針だが、機動六課にはプライソンの逮捕、レリックの回収を行ってもらうことになる。そして・・・拉致されたヴィヴィオとフォルセティの救出だ」

「っ!」

フォルセティの名前が出て来たことでビクッと肩が跳ねて、膝の上に置いてた両手をギュッと握りしめた。フォルセティとヴィヴィオは、メガーヌ准陸尉たちによって拉致された。

「大丈夫、はやて?」

「う、うん、大丈夫や・・・」

ホンマは不安でしょうがない。恐いことをされてへんか、痛いことをされてへんか、泣いてへんか、フォルセティのそんな様子を想像してもうて胸が苦しくなる。私に声を掛けてくれたカリムにそう答えて、声に出さずとも心配してくれてる目を向けてくれてるクロノ君にも、「了解や」頷いた。

「頼む。プライソンからの宣戦布告も発せられたことで、本局は第一種警戒態勢となり、地上本部へ応援部隊をさらに送るつもりだ。・・・そう地上本部の本部長と進言しているんだが・・・」

「ゲイズ中将がそれを許さへん、か」

「あくまで彼に掛かっているのは容疑だからな。黒だと確定していない以上は、こちらの権限で強引に進めるわけにはいかない。それで本局とミッド地上本部の軋轢が決定的になっては、本局や聖王教会からの協力要請に、ゲイズ中将にイエスと言わせたルシルの功績が無駄になってしまう。それだけは回避したい」

「ミッドが滅亡する可能性がある事件にでも発展しなければ、本局と地上本部が好意的ではないとは言え協力できないのは悲しい事ですが、本事件を発端として関係を少しでも良好なものへと変えていければいいですね」

「そのためには、プライソンにお灸を据えやなアカンな」

それから本部からミッドへ送れる戦力や、六課ですぐに動ける人員の確認を行った。地上本部の警備に当たってたなのはちゃんとフェイトちゃんの隊長2人、ヴィータとリインの副隊長と補佐はほぼ無傷。フォワード4名とギンガは、多少の怪我を負ったけどすぐに出撃できるレベルや。問題は・・・

「アリサ達か・・・」

「うん。アリサちゃん、すずかちゃん、アリシアちゃん、ヴァイス陸曹、そんでシャマルとザフィーラ。みんな重傷や。今のところ意識を取り戻したんはシャマル、すずかちゃん、アリサちゃん、アリシアちゃんの4人。一応医師の診断やと、アリサちゃんとザフィーラと
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