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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第七十一話 決着の時です。
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少将ではあったが、ラインハルトの参謀長として常にそばにいる。いずれはラインハルトはイルーナと共にローエングラム陣営のbQにさせたい考えを持っていた。

 ケンプはワルキューレ部隊の陣頭指揮を執り、アースグリム級戦艦の爆発に巻き込まれたとみられていたが、奇跡的に無事だったのだ。通信装置が故障して通信できなかったという事である。
 また、当然この他にもまだまだ将官は多数所属しているが、これは割愛する。なお、リューネブルク少将はフィオーナ艦隊直属の陸戦隊指揮官として彼女が身柄を引き取っている。
 


 ラインハルト・フォン・ローエングラム上級大将の元帥任命の式典は皇帝陛下自らが執り行うことになっていた。



ランディール侯爵邸――
■ アレーナ・フォン・ランディール
式典当日だってのに朝から雪が舞っているわね。外に出たら確実に氷点下の寒波だわ。ま、ラインハルトの式典までには雪はやむだろうって言っていたから大丈夫でしょ。

あ〜あ・・・。

 未だに後味が悪いわ。おじいさまにそれとなく引退を勧めてOKをもらったところまではいいのだけれど、ああもあっさりとOKを言われると拍子抜けしちゃうわ。耄碌したとか、ボケが始まったとか、そういう事じゃなくて、なんていうか、グリンメルスハウゼン子爵爺様がいなくなっちゃったので、気が抜けてしまったみたいなのね。私よりもヴァルハラを見ていた感じだったわ。それが見てらんなくて、
「グリンメルスハウゼン子爵爺様に申し訳ないと思わないのおじい様!?」
ってきつい調子で言っちゃった。おじいさまはびっくりなさってたわ。
「グリンメルスハウゼン子爵爺様の分まで生きようとは思わないの?」
「無駄じゃよ、アレーナ。人には天命というものがある。それを闇雲に伸ばすようなことはヴァルハラにおわす大神オーディンの意志に逆らうことになるでな。」
驚いちゃった。おじいさまはグリンメルスハウゼン子爵爺様とおんなじことを言ってる。
「それに、儂の役目は終わった。」
急におじいさまが改まった顔をしてぽつんとつぶやいたのを危うく聞き逃すところだった。思わず聞き返しちゃった。終わった?今「終わった。」っておっしゃったの?どういうこと?
「アレーナ。かの金髪の孺子・・・いや、ローエングラム伯が元帥になったのじゃ。後はかの者の力量がかの者の運命を決めていくじゃろう。」
今度は絶句。言葉が出てこないってこういうことを言うのね。まさか昼行燈なおじいさまがすべてお見通しだったなんて。
「どうしてそれを――。」
「はっはっは、ナァに、グリンメルスハウゼンや陛下の受け売りじゃよ。儂自身がそこまで洞察したわけではないでなぁ。じゃが、かの者の力量は確かに稀代の英雄と言ってよいじゃろう。それを成さしめたのはかの者自身の力量によるものじ
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