暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー龍騎 〜幻想郷鏡界戦〜
第一話 「繋がった異世界」
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大なクモの魔物がいた。

口基にはくすんだ青い色を纏った戦士が絡め取られていた。

「がぁあああ!!!!なんなんだ、ちっくしょー!!!!俺のデジカメ弁償しろ、クモ公!!!!くそぼけたれ!!!!」

声は明らかに龍斗のものだった。

命が危ういにも関わらず、デジカメを紛失させられたことをギャーギャーわめいている。

確かにユーチューバーにとってデジカメはある意味命の一つであるが。

「あれが……魔物と戦士!?!?なんかぁ……ぎゃーぎゃーわめいてるな……とにかく!!文、ここはあたしがやるぜって、ん……文?」

「あんな化け物……妖怪でも見たことない……!!!」

文は始めて見る異様な光景に新聞屋魂を忘れてしまう。

「しっかりしろ!!新聞屋!!くっ……!!!」

魔理沙は文を下げて、クモの魔物の前に出る。

すると、魔導弾幕器・八卦炉をクモの魔物にかざし、弾幕エネルギーをチャージした。

「はぁっっ……くらいな!!!マスタースパーク!!!」

バチバチとスパークする八卦炉の中央から波動ビームのような弾幕が発射された。

魔理沙が放ったマスタースパークの弾幕ビームが、クモの魔物に撃ち込まれる。

直撃音も空気や物を震わせる程の音を響き渡らせた。

「まだだ!!!連射連射ぁあああ!!!」

魔理沙は更にマスタースパークの弾幕を連射撃で見舞う。

直撃し、連続爆発を巻き起こす。

「へへへ……魔理沙様をナメるなよ〜!!!」

だが、爆発の白煙を破りながらクモの魔物は跳躍した。

それでも魔理沙は追撃するように技を撃ち込み続ける。

はっとなった文はここでようやく新聞屋魂を取り戻し、早速カメラを片手に、密着取材に集中する。

その最中、魔理沙に襲い来るクモの魔物の反撃。

クモの魔物は、戦士に変身した龍斗を巻き付けたままその巨体を急降下させる。

そのパワーと重量に境内の地面が砕ける。

一時的なのか、ジャンプと同時に変身した龍斗に絡めた糸を噛みきり彼を地面に落とす。

「ギャワ!!!痛って!!!」

もちろんの事ながら、魔理沙はジャンプして躱し、文は背中の翼で舞い上がった。

だが次の瞬間、魔理沙に向かって糸が放たれる。

「しまった!?!」

魔理沙は不覚にも、糸に絡め取られてしまった。

「!?!くっ……ちっくしょ!!!」

魔理沙を捕らえた糸は凄まじき速さで彼女を口許まで引き込む。

「魔理沙……!!!くっ……!!!」

文は風技を出そうとするが、このタイミングでは絶対に捕食は免れない。

「いや、いやあああああああ!!!!」

取り乱し、悲痛な悲鳴を上げる魔理沙を容
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