第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
interlude1:使い魔ともう一人の来訪者〜Shrine princess involved in fate〜
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俺とアーシアとイッセーはそう口々に呟く、どんなに巨大な存在な龍でも子供や未成熟の姿だとこんなにも印象が変わるものなのか。俺は興味ないがイッセーかアーシアの使い魔に丁度いいかもしれないな。
そのとき……
「あれは・・・蒼雷龍だぜ!」
ザトュージさんはそう言ってくる。
そしてその指の先には青く黄色い眼をを持つ小型のドラゴンが浮遊していた。
「どうやら早速二人の使い魔候補の登場らしいな。」
「イッセー、アーシア、がんばってそのドラゴンを使い魔にしなさい。」
「「わかりました部長」」
そしてイッセー、アーシアの二人は蒼雷龍のほうに向かい使い魔にしようと行った。何だがこう見ていると動物に好かれようとする人間みたいだな。…あ、イッセーが蒼 雷 龍の雷にやられたな。どうやらイッセーの使い魔にするのは無理そうだな。
「がんばれ…ッ!?」
俺はここに強大なエネルギー反応が近づいていることに気づき警戒する。しかも二つひとつは魔力、そして二つ目は自然ではありえないほどの電気エネルギー反応だった。…いったい何が近づいているんだ?
そして辺りに凄まじい強風と落雷が嵐のように吹き渡り、轟きけたましい轟音が鳴り響く。
圧倒的なエネルギーの奔流、今でも続く強風もしかして……俺は嵐のような現象が起きた方向へ顔を向けると、図鑑に載っていた、蒼穹のように煌く鱗とサファイアのように輝く瞳を持つ巨大なドラゴン、そして全身に雷を迸らせ右手に巨大な機械でできた籠手を付けた少女がいた。
どうやらこの見学は平和に終わりそうにないらしいな。俺は皆よりも前へ出る。現状この二人に勝機…いや時間稼ぎができるのは俺しかいないからな。
『ほう…私を目の前にして前進するか…どうやらお目当てのものはこいつみたいだぞ、テュール』
「確かに私が感じ取った存在は彼で間違いないよ!」
何か会話をしているが、おそらくドラゴンはティアマット、女性のほうは壊 拳 の 轟 雷 姫で間違いないな。だが会話の内容を聞いているとどうやら壊 拳の轟雷姫…いや、ティアマットがテュールと呼んでいたな。テュールといえばギリシャ神話に出てくる軍神の名前か…本人とはおそらく違うが、いったい俺に何のようなんだ?
「そこの黒髪のお兄さん!名前はなんていうんだ?」
名前を聞かれてしまったな……まあ自己紹介ぐらい市といてもいいか。
「俺は、神無月進。まあ気軽にシンと呼んでくれ。」
「なるほどシンね、よろしく!実は早速で悪いんだけれど私と戦ってくれないかしら?」
「……え?」
自己紹介からいきなり戦ってくれって……ど
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