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夜空の武偵
Ammo12。俺の妹達と祖父が常識人なはずがない!
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らヤケクソだ、騒ぐ橘花も抱き締めてその唇を奪ってやった。
チュー、と唇を吸われた橘花は白目を開きおとなしくなった。







「良いか。理子とはただの友達だ。……この事を隠していたのは悪かった。謝る!!!!!」

妹達の部屋にて。病んで暴走していた桜達を何とか床に座らせて落ちつかせた俺は頭を床にぶつける様にして謝った。日本の伝統文化DOGEZAである。

「本当にただの友達ですか?」

桜は真顔で聞いてくる。その事に関して弁明しようと、俺は頭を上げて口を開いた。

「ああ、ただの友達だ。残念ながら俺はモテナイしな。……あ、いや、ただの友達だ。分かったか?」

嘘ではない。仲良くなったと言ってもまだ出会って日も経ってない、友人という間柄なのかもわからん。
残念ながら……の部分でまた阿修羅のような顔になったので「ただの」を強調した。

「ふーん、そうですかー」

「そんなこと言って、キスとかされてたり?」

「ぶほぉ!」

橘花の追求に思いっきり動揺してしまう。

「……その反応……まさか??」

「ない、ない、それはない」

嘘は言ってない。理子にはされてない。

「俺がキスをされたのは桜や橘花だけだ。
俺がキスを許すのはいつだって、お前らだけだー!」

まあ、アリスにもキスされたがアレはノーカンだ。欧米ではキスは挨拶だというし。

「……そ……そうですか……っ!」

やっと桜の表情が変わった。赤面している。……だが、安心もつかの間。直ぐに桜の顔色が暗黒色に染まった。……何故だっ??

「お兄ちゃん。もし、私達以外の子にも同じようなことを言っていたら許しませんからね?」

「あ、ああ……肝に免じておくよ」

そう言うしかなかった。まだ死にたくないからな。
ふー……と息を吐く。俺の妹達がこんなにブラコンなはずがない! とはいえ、なんとか誤魔化しきれたようだな……。
安心した俺に桜は満面の笑みを浮かべて告げた。

「よろしい。では、下に戻りましょうか……いろいろと聞きたいこともありますし」

……うん、そうだよな。
脳波を読めるのなら、隠し事できないよなー。
解ってたよ。あははははは!
俺は首根っこを掴まれて、引きずられるようにしてリビングに連行された。



「で? さっきの電話の相手は誰ですか?」

「さっさと吐いた方が楽になるよ、にいにぃ?」

リビングの床に転がされた俺は、仁王立ちする桜と橘花の詰問を受けていた。
逃走防止の為か、手足には父さんが使う手錠がかけられている。
犯罪者の気持ちがわかったぜ。マイハニー。

「いろいろと言いたいことがあるんだが……これだけは言わせてくれー」

「うん? なになに、言
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