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ファンタシースターオンライン2 -銀色を包む琥珀色の星-
第3話 2つの心
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まった心を殺してしまえば、少女は救われるからです。分離は見事に成功。ですが、問題が発生してしまいます。その分離した狂気に染まってしまった心があまりにも強すぎてしまったばかりに、その心は形を持って生まれてしまいます。それも少女とそっくりな形で、です。それを自分達の手で殺すことなど出来ず、宇宙船に乗せ、広い宇宙へと捨ててしまいます。これで姫君は救われる…そう誰もが思っていました。ですが、少女は分離した心に、特別な能力(チカラ)を奪われてしまったのです。少女は分離した心を追いかけるべく、宇宙へと旅へ出ます。居場所は分かりました。元は1人の人間です。分からないはずがありません。辿り着いたのはある惑星の森林でした。少女はもう1人の自分を探すため、歩き始めました。



ラフィルはスゥ…と深呼吸をし…

ラ「その姫君の名前は、ラフィル…ラフィル・クラスティア。ツヴァイは、もう1人の私です」

メンバーは唖然とした顔でその話を聞いていた。普段なら考えられない、人間の分離。その真実と、敵がダーカーということに驚きを隠せなかった。

わ「あのさ…ダーカーの軍に情報が流れたって言ってたけど、そっちのダーカーは意思を持っていたの?」
く「確かにそうだね。私達の知っているダーカーは本能のままに襲い掛かってくるはず」
ラ「ダーカーの軍にも、指揮を取る者がいたんです。ダーカー達はその指揮に従って動いていました」
アザ「ダーカーを従える者…か。もしそんな存在がいるとしたら…ダークファルスくらいだろうな…」
ヴァ「ダークファルスか…そういう声も上がってるが、どうするんだ?マスター」

メンバーはマスターを直視する。指示を待っているのだ。バルバテスは立ち上がり…

バ「ツヴァイちゃんを見つけましょう。そういう過去があったのなら話は別です。私達であの子を救ってあげましょう」

そう言った。

こ「それでこそ私達のマスターだよ!」

そう言って彼らは探しに行く。その様子を見たラフィルは…

ラ(ツヴァイ…私達のために見知らぬ彼らがこんなにも協力してくれるんですよ…まだ絶望するのには早すぎるかもしれませんね…私も、貴女も…)

そう思い、彼らを追いかけていった。







数分前…森林の中で事件は起きた。

ツ「あぁー、原生種を切り刻むのも飽きてきちゃったなぁ。もっと私を愉しませてくれる相手、いないかなぁ」

そんな風に思っている時だ。

「あら?あらあらあらあら?見たことない人がいますねえ」

突然現れたのは1人のキャストの女性だった。

リ「リサの感が間違ってなければ、貴女…リサと同じタイプですね?もしよければ、リサに撃たれてくれませんかあ?」

リサと名乗った女性はツヴァイにそう言う。ツヴ
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