第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#34
星魔の絶戦 千変VS星の白金U〜Heart Of Connect〜
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
過ぎる、絶望的な戦力を持った存在に、
“たった一人で” 立ち向かっていった者達がいた。
無様に泣きじゃくりながら、血と泥に塗れ、
抜き差しならない状況でのたうちまわりながら、
藻掻き、足掻き、這い擦るように醜態を晒しながら、
それでも自らの 『運命』 に抗い続けた。
その結果、どうなったかは敢えて語るまい。
ただ一つ確かなのは、その彼等彼女等が、
紛れもない 『美しいモノ』 だったというコト。
暗闇の中で燦然と輝く、 “希望” そのものだったというコト。
その 「気高さ」 こそが、人間を人間たらしめている 『精神』
「――ッ!」
ソレと同色の、黄金なる光が、今、少女の瞳に。
淡い胡桃色の双眸に、確かに。
弱き者は強き者、臆病なる者は勇気ある者。
この矛盾した二律背反は、こと人間の精神に限り成立し得る。
何故なら、人は傷つけば傷つくほど、
絶望すれば絶望するほど、誰かに――
(みんな――ッ!)
少女の精神の裡で、鮮やかに、護りたい者達の存在が浮かぶ。
今は逢えないけれど、いつ戻れるかは解らないけれど、
でも、必ず帰るから、私の居場所はそこだから、だから――ッ!
最後に、少女の 『決意』 を後押しする、青年の風貌。
いつも、自分に勇気をくれた。
忘れていても、見守ってくれていた。
その想いに報いるために、アナタと同じ場所に辿り着けるように、
だから――ッ!
『聖 光 爆 裂 弾・双 奏ッッッッッ!!!!!』
流法者名−吉田 一美
破壊力−AA++(成功時) スピード−AA++(成功時) 射程距離−C
持続力−B 精密動作性−D 成長性−不明(まだ未発動)
運命の追復、星光の追想。
渾心の想いを込めた少女の 『決意』 が、
光輝く新 流 法と成って大気を震撼させた。
←TOBE CONTINUED…
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ