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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
16話「略奪共同体」
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が敗北するという結末に終わってもな」

うん……ゴブリン視点だと感動話なんだろうなぁ……。
通過点に獣人の村があるから、迷惑にも程があるぞ……。
バンドはオグド隊長の語りっぷりに感動したのか、涙を流してひれ伏している。

「た、隊長っ……!俺、間違ってましたっ……!
俺、自分の事しか考えてなかったですっ……!
最後まで体調についていきやすっ……!ゴブリンの未来のために人間を奴隷にしましょう!」

「なら、最初にやるべき事があるだろう。
ナポルの前衛部隊を送り込んで、進入路を確保するのだ。
こちらは少しでも、補給に失敗したら崩壊する訳なのだからな」

「わかりました!出撃させます!」

オグドが紙に、さらさらっと文字を筆で書いて、バンドへと渡した。
……不味い事態だ。
思ったより、僕たちには余裕がないかもしれない。
邪神に書類を解読させたが――そこには千の兵力と書いてあった。

「それと、この地図にある獣人の村を制圧したい。
獣人なら高値で売れるから、戦費を補えるはずだ。
人間も見つけたら捕まえろ」

「了解しました隊長!可能な限り生け捕りにするように命じます!」

な、なんだと……!?
モフモフな獣人達を捕まえて奴隷にしようだって……!?
僕の心は、噴火した火山のように煮えたぎる。
大事な物を壊そうとする邪魔者は、どんな奴だと許せない。
オグド隊長とやら。
僕の怒りを見せてや――

「……バンド、命令を追加だ。勝手に付いてくる商人どもを追い払え。
武器屋や食料商人や、女衒はともかく、焼き鳥やパン屋の生活まで面倒を見たくない。
食料を調理する方法は、鍋物だけと伝えておくのだ。
スープは良いぞ。食材を無駄なく調理できて栄養満点だ。
量が少なくても、熱いスープのおかげで満足になれる」

……なんか、戦い辛いなぁ……。
相手陣営を覗いて情報を獲れるのは良いが、相手の苦悩も身近で聞けて、指導者として親近感が持てて辛い……。

『共感しちゃ駄目ぇー!』『犬さん!この人は前線に出てこないから安心するのですぞ!』

……とりあえず、今回の情報だけで、一番ポイントが高い戦術が分かった。
僕にも、この隊長のように守りたい物がある。
戦場に情けは無用なんだ……。
勝たなきゃ、平和な生活はやってこない。


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(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生ー!略奪共同体って強いんですかー!


(´・ω・`)まず、子供たちに親殺しを体験させたりします。

(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)は?

(´・ω・`)取り返しのつかない状況においやれば、簡単に殺戮マシーンの完成なんじゃよ。
この略奪共同体は、そこまでは
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