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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
11話「領地相続戦争Bー犬さんの本当の父親ー」
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レイプされて心に傷を負った獣娘も、楽しそうに歌って踊っている。
……そうだよなぁ……滅多に妊娠しない、病気にかからないから、特に気にする必要ないよなぁ……。

「新しい領主様万歳ー!」
「鬼謀の軍師様だぁー!」
「オラ達を導いてくだされぇー!」
「お嫁さんにして欲しいのですー!」

……三歳児に頼る時点で、獣人って種族は駄目かもしれない。
損耗ゼロの戦を要求され続けるのが、獣人の戦だ。
正直、ストレスでお腹が痛くなりそう。
人間の物量って、本当はこんなもんじゃない。
十万や百万規模の大軍を動員して戦争できる国民国家が誕生したら、その時点で獣人の天下は無くなるのだ。
今は良い。指揮官を優先して殺しまくれば、敵軍は混乱して、最小限の手間暇で勝利できる。
だが、戦意に燃える国民軍は違う。
上官が倒れたら、その仇を取るぞー感覚で、指揮権がどんどん譲渡され、国によっては全滅するまで戦闘を続行するから手に負えないのだ。
いや、小さい戦をたくさん繰り返して、死人を出し続けてもおしまいだ。
早く妊娠デキール薬を完成させないと未来がない……!
僕が死んだ後も、同じ薬を再現できる技術力がなかったら、どっちみち獣人は絶滅だっ……!
責任感で心臓が脈動して痛いなぁ……。

『犬さん犬さん、勝敗が着いたみたいだから言うお』

「ん?」

『東から40万人規模の略奪共同体が、こっちに向かっているお。
たぶん、一ヶ月か二ヶ月もすれば、この地に到着するお』

「あの、え?」

略奪共同体――膨れ上がった組織を維持するために、都市と地域を食いつぶしながら進む集団の事である。
現代の地球でも定期的に発生して、周辺の国々を脅かすから、大問題になっているのだ。
被害者が兵士となり、新しい被害者を量産するという悪魔の無限ループが行われ、根絶させるのも大変という問題っぷり。
全く嬉しくない存在だ。
心臓が激しく脈動して痛いなぁ……。今日は良い日なはずなのに、なんでこうなるの……。

「……一ヶ月先の出来事か……、なら、とりあえず、今は勝利を祝おう。
モーニャン、お酒を持ってきてくれるかな?」

「はぁーい!わかりましたー!」

狐娘がそう言って遠ざかっていく。大きな黄金の尻尾がフリフリ動いて可愛い。
……あ、そうだ、叔父達が酒を飲み干していたっけ。
なんて酷い奴なんだ。叔父は許せん。

『おいこらwwwww無駄な用事をプレゼントするなよwwww』
『ちょおまwwwwwwwひでぇwwwww』

【とってもお得な殺害カウンターが作動しました。
殺害数95を新たにカウントします。これで合計殺害数は105人です】

あれ?おかしいな。
モーニャンをレイプしようとした傭兵5人。
獣娘達を集めてエロゲーやって
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