手間のかからないパーティ料理
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スがクリーミーになってきたな。そうなったら火を止めて、ココットにフォンデュソースを移す。そうしたらホットプレートにココットを置いて、温度は鉄板焼位の温度まで上げてから保温に。周りに具材を並べたら完成だ。
「さぁ、試食してくれ。《ココットカマンのチーズフォンデュプレート》だ。」
熱々のホットプレートで焼けて香ばしさが出た野菜を、トロトロのチーズに絡めてパクリ。ハフハフ言いながら噛むと、途端に顔が緩んでくる。
「ん〜、美味しいぃ♪」
「うん……これはいいな!」
「餅チーズうまー。」
うんうん、好評で何より。……ってあら?俺のジンジャーハイボールは!?
「あぁ、司令官のジュースだったのか?これは。」
見ると、長月が俺のジョッキをもってグビグビと喉を鳴らしている。あっちゃあ、飲んじまったか。結構濃い目に作ってたんだが……
「はれ?何だか目の前が…グルグルとぉ〜……うにゃあ。」
一気に酔いが回ったか。その場でぶっ倒れたぞ長月。
「あっちゃ〜…、長月弱いからなぁ。」
やれやれ、と言った感じでジョッキの中身を嘗める望月。
「あ、確かにこれじゃあ長月KOされるわ。しかし、司令官てホントに酒強いんだね〜。」
「ってか、お前飲めるのか望月!」
「当たり前でしょぉ?アタシこれでも『九州艦娘の会』のメンバーだからね?武蔵さんや霧島さんに付き合ってたら、自然と飲めるようにもなるよ。」
ん〜。確かにその二人に付き合わされれば飲めるようにもなるか。
「んな事言ったら、文月も飲めるよ?なぁ?」
「何ぃ!?」
「うん、毎日如月姉さんや睦月姉さん達に付き合ってるからね。えっへん!」
いや、それ全然自慢にならねぇからな?お前ら見た目は幼女なんだから、街では飲むなよ?頼むから。そんな事を考えつつ、俺はチーズフォンデュを口に放り込んだ。
「熱っ!」
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