暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Cその日、ミッドチルダ〜Mission failed〜
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確かめるためにジッと眺める。神秘は感じられないことから、プライソンの洗脳の線が濃厚だろうな。

「悪いようにはしません。まぁ本事件が解決するまでは拘置所に入ってもらい、魔力が使えないように処置をしますが・・・。ですから、お願いします。投降してください」

メガーヌさんに頭を下げて頼みこむ。およそ10秒くらいだろうか。沈黙が流れた後、「判りました。投降します」メガーヌさんが確かに、そう言ってくれた。俺はそのまま「ありがとうございます!」礼を言ってから顔を上げた。

「オットー、ガリュー。抵抗しないようにね」

「・・・判りました」

メガーヌさんを信じて俺はシーリングバインドやカムエルを一旦解除し、改めて手錠のようにして発動する。意識を失っているルーテシアはヴァイスが、リヴィアは俺が、ディードはザフィーラが、それぞれ横抱きにして・・・

「・・・で、どこ行くんすか? 隊舎はあの、燃えてるし・・・」

「ガレージ、護送車へ。近隣の陸士部隊隊舎の拘置所を借りよう」

「うっす」

隊舎の裏手にあるヘリポートとガレージ。そこにはヘリや陸士部隊共通の護送車が1台停めてある。ちなみに俺の愛車であるリバーストライク・“マクティーラ”もある。

「ルシル。念話が通じるようになったよ。こっちでの戦闘が終わったことを伝えておいたよ」

「ありがとう、アリシア。アリサをこっちに回してくれ。職務規定違反をすでに犯している俺だが、これ以上の違反は犯せない。アリサに護送車を運転してもらおう」

「ん。判った」

ガレージに到着すると、俺の“マクティーラ”やヘリや護送車は無傷だった。俺は護送車のドアを開けて「メガーヌ准陸尉、乗ってください」乗車するように促すと、メガーヌさん達は大人しく乗ってくれた。

「ザフィーラ、アイリ、ヴァイス。アリサに同行してくれ。メガーヌ准陸尉たちを奪い返しに襲撃を掛けられる可能性がある」

「「了解!」「承知した」

『判ったわ。というか、ルシル。アンタ、シールドを張ってたでしょ。入れない所為ですずか達にデバイス渡せないんだけど。どうすればいいわけ?』

アリサからそう言われてハッとした。ピュルキエルは結界ではないから確かに出入りは出来ない。なら、「寮のエントランスで合流しよう」そう伝えた。そこで俺がアリサからシャマル達のデバイスを受け取り、食堂で一旦ピュリキエルを解除してデバイスを渡し、改めてピュリキエルを発動すれば良い。

『なるほど、判ったわ』

「わたしは?」

「アリシア、シャマル、すずか、そして俺で、ヴィヴィオとフォルセティの護衛を続ける」

「オッケー!」

『判ったわ』『了解』

アリサ達にも念話で指示を出し終えた後、俺はひとり寮へと向かう。そしてエント
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