第42話『違和感の正体』
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た表情を見せたが、その奥は安堵しているように見えた。
ラグナの言う通り、逃げ切れたのは万々歳だ。ユヅキとだったから上手くいったけど、他の人とだったらどうなっただろうか。
喰われるバッドエンドは想像もしたくない。
「…けどよ」
「はい?」
すると、ラグナが急に声の調子を落とす。
そして徐ろに口を開き、
「それだとおかしい点が1つある。お前らが出会ったのがウォルエナ1匹だけだなんて…ありえるのか?」
謎めいた発言。晴登は聞いた瞬間、理解ができなかった。
だがしばし反芻してようやく、王都でのユヅキの発言を思い出す。
晴登はそれを悟った刹那、質問をぶつけた。
「つまり、100匹以上のウォルエナが潜んでいた…?」
「…あぁ、その可能性が高い」
ラグナはハッキリと言った。それを聞いて、晴登は青ざめる。
それと同時に、王都の南門から数多の雄叫びが響き渡るのを聴いた。
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